
本日から中期のアルバム群に突入。ビートルズがもしヘルプまでの路線を踏襲する音楽を作り続けていたら、もちろん売れたでしょうがここまで音楽界に広い影響は持ちえなかったでしょう。
というわけでまずはラバー・ソウルから。
ジャケットはGarrod & Lofthouse社製。このアルバムもEarnest J Day社製がありますがかなり数が少ない印象。
レーベルはヘルプと同じタイプ。この頃からレーベル表記の大きさがビミョーに違うとか、フォントが違うとか、細かいバリエーションが出現しますが、まあそういうのは置いといて(笑)。Tax Codeはこの時期の通常である「KT」です。
初版のマトリックスは両面「1」。「ラウドカット」として知られるプレスです。「音圧が高すぎて針とびのクレームが相次いだため、短期間でマトリックスが切り替わった」というハナシがありますが、正直そこまで?という印象。もちろん当時のイギリスの若者が使っていたオーディオの水準を考慮すべきではありますが、少なくともセカンド・アルバムのマトリックス1のほうがよっぽどヤバい。
むしろ音質面でコンプが効きすぎて音がややメタリックな傾向が顕著だと思います。「ハード・カッティング」とでも言えばよいでしょうか。この影響は「静かな曲」において大きく、A面では「ノルウェーの森」「ミッシェル」が該当します。「ノルウェーの森」ではマトリックス1の方がギターのカッティングが荒々しく、少し突き放したような雰囲気です。「もうおねんねのじかんよ~」といって男をフロ場においやるおねいさんの立場といえばよいか。
そしてマトリックス1の「ミッシェル」はとにかく「音割れ」が多いのです。カッティングの問題なのか音溝の保存状態の問題なのかわかりませんが、とにかくラウドカットのこの曲はほとんど音割れします。現在手元に残しているこの一枚は奇跡的に音割れがほとんどなく、結果激戦を勝ち残った盤です。
