これも「ドフさらい」にて発掘盤。ソニーの高音質盤シリーズ、「マスターサウンド」シリーズの一枚。このシリーズは洋楽アルバムのリマスタリング、国内アルバムのリマスタリングなどの他に、高品質のオリジナル録音もあります。これはそんな一枚で、教会での「カテリーナ古楽合奏団」によるルネッサンス期の音楽を収録。ヴァイオリン完成以前のリュートやビオラダガンバなどを使用。45回転盤です。これが実に素晴らしい音で、倍音がきれいにとけあうとこんな響きになるのか~と思わず感涙してしまう音体験

ところでライナーを見ようとジャケットから取り出したところ、大学ノートの切れ端に鉛筆書きの紙片がぽろりと出てきました。これは現在も同楽団のメンバーである上野哲生氏がアルバム発売当時「多田先生」にこのアルバムを差し上げたときに同封した多田先生あてのメモと思われます。ちょっと調べてみたところ、この「多田先生」とはリコーダー奏者にして古楽のオーソリティーであり、多くの後進を育てた「多田逸郎」先生ではないかと。メモにはライナーにクレジットを印刷してくれてないので、と参加メンバーの名前と担当楽器が記載してあり、ジャケット裏にあるメンバー写真が不明瞭で誰かまったくわからない、との愚痴も記載されてます(笑)。どうしてこれが地方のドフに出てくるのか謎ですが、不思議な縁ではあります。