今年最初のアナログ再生はやっぱり新年だから、とこんなレコを。伝説の名指揮者、カルロス・クライバーが最初にウィーンのニューイヤー・コンサートに登場した89年のまさしく元旦のライブ録音です。ワタシはこの当時はまだプログレ・オタクのクソガキだったのでクラシックに興味はなく、リアルタイムで体験していませんが、おそらく当時の衝撃はかなりのものだったのではないか、と。と、いうのもクライバー氏は無類のキャンセル魔として知られており、何か気に入らないことがあると本番直前でも平気で演奏会をキャンセルすることがざらで、それが「いつ拝めるかわからない」と熱狂的な人気をよぶ、というサイクルになっていたようです。なのでこのときも「本当に出るのか?」と関心を引いたのだろうとスイソクします。実際この頃にはほとんど演奏会を指揮しなくなっていたようですからなおさらですね。結果としてはこの伝統行事の歴史にサンゼンと輝く名演が残されることに。クライバーの演奏を聴いていると、ザンネンながらジブンが日本人であることを実感するような、伝統の重みを見せつけられるような感じがします。ちなみにことしは若干41歳のネルソンスが登場。元旦に録画を忘れていて開始15分くらいして録画を始めたらムスメに「3時間もある番組録画してる!HDの残量減るやろ!」と怒られましたが・・・今日見ていたら、最前列にSONYの稲盛会長らしき姿が。でもよく考えたらこのコンサートの録音を発売しているのはCBSを吸収したSONYなので当然なのでした。
