早いもので、この年末で大滝詠一さんの七回忌だそうです。年月の流れるのは早いですね・・・本日はご存知このアルバムですが、ただ紹介するのは能がないので、SONYの高音質盤規格「マスター・サウンド」盤をご紹介。このマスター・サウンド・シリーズはSONYのカタログのなかから名盤や売れたアルバムを高音質盤として再発売していました。(以前紹介した川崎燎のアルバムのように、これがオリジナルのもたまにありますが)しかし、個人的にはこのマスター・サウンド・シリーズ、「高音質」だと思ったことはあまりありません。というのはたいていのアルバムがぱっと聞くと音圧があって派手なんですが、オリジナル盤に比べて細部の彫りが甘く「音圧上げただけ??」というのが多いから。ですが、このアルバムはおそらく御大みずからリマスタリングを行ったのではないか、とスイソクしてます。下のオリジナル盤よりも音圧が聴感上あがっているように感じますが、細部もかなりいじってあり、こまかいところがクッキリ聴こえます。たとえばA-3の「カナリヤ諸島」のサビの最後に低音で「わ~~~」みたいな声が被さるんですが、これがオリジナル盤だと埋もれてますがMS盤だとクッキリ分離して聴こえます。「君は天然色」のイントロのサウンド・チェックみたいなのがどれくらい鮮明に聴こえるかもポイントですね(笑)。ちなみに同じく大滝詠一がA面を手がけた松田聖子のアルバム「風立ちぬ」のMS盤はおそらく御大の手になるものではなく、単に音がデカくなっただけでした・・・まあオリジナル盤のしっとりとした質感もモチロン素晴らしく、名盤はどれを聴いてもいいな~~というカンジです。
