
これは先日の名古屋猟盤にてGET品。名古屋といえばのバナナ・レコードの3店舗を攻め、クラシック店⇒本店ときて最後にたどり着いたのがJAZZ店(といっても、廊下はさんで向かい側ですが(笑))。さっそく初めての店内を眺めると「3月22日入荷!廃盤セール」の紙が貼られたエサ箱が4つほど。まずはこれから、でも1週間たってるからいいのは抜かれてるわな・・・とサクサク開始。1箱目からこれが出てきたときには「まさか、これが・・・」と目を疑いましたね。
これはアメリカのかなり有名な女優さん「ティナ・ルイーズ」が歌っているLP。ご覧のとおりの美女ジャケのため、さすがのワタシでも知っていました。ですが、このアルバムのことについての詳細はまったく知らなかったので、これがいつごろのプレスなのか、内容がどうなのか、ネダンは適切なのか、などがサッパリ不明。しかし、ここで買わないと一生買うことはない、とハラを決め、他に数枚抜いたレコを捨ててGETしてきました。
帰ってきてから調べてみて、コレの正体がなんとなく見えてきました。まずレーベルの「ウラニア」はクラシックのアナログ好きはたいてい知っている「ウラニアのエロイカ」というのが有名で知っていましたが、その正体はUSの弱小マイナー・レーベルであったよう。自前で録音してバンバン発売する、という商売ではなく、良さそうな(売れそうな)他社の録音があると目をつけて発売の権利をGETして発売する、という商売だったよう。「ウラニアのエロイカ」はフルトベングラーの許可を得てなかったので訴訟になったみたいですね。で、これがオリジナルかどうか、というのは実はハッキリしません。調べた範囲では3対7くらいで後発盤という扱いのようですが、某専門ショップはオリジナルとして販売していたりします。コレのオリジナルといわれているのは通販専門のレーベル「コンサート・ホール」(クラシックの国内盤がジャンクエサ箱の常連です)らしく、しかもMONOらしいのです。でもコレは「STEREO」。聴いてみましたが、50年代の初期ステレオにありがちな「左からヴォーカル、右から伴奏」という、ジャケットに貼ってある「True Stereo Discs」とはいえない音。と、いうことで録音がどちらかは不明ですが、「2か3チャンネルで録音したテープを右と左に振り分けて作った」のだろう、とスイソク。しかしビートルズの初期アルバムのUKステレオ盤もそうであるように、これはMONOミックスを作る前の段階のテープから作っている可能性があり、そのためかエラく音は鮮度が高く、ああ~~買ってよかった、とシミジミ。ま、ちょっと左向いて聴くので多少疲れますが(笑)。
