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これは先日から記事に登場している最近発見した「なんだかいいレコードが入っている箱」から出てきたレコ。コレはナニかといいますと、70年代からアメリカでダイレクト・ディスクだけを制作するために作られたレコード会社「シェフィールド・ラボ」のアルバム。最も有名なタイトルの一つである「テルマ・ヒューストン&プレッシャー・クッカー」です。
通常のレコード制作ではまず演奏をマスターテープに録音し、マスターテープからカッティング。カッティングしたのにメッキをして型をとってスタンパーが完成し、これでプレスするワケですが、この途中の工程を省略したら音が良くなるんじゃね??というのがダイレクト・ディスクの考え方。つまり、演奏している音を直接カッティング・リースにぶちこんで、その場でカッティングしてしまおう、というワケです。この制作方の技術的にムズカシイ点は大きく分けて二つ。一つは一発でカッティングしないといけないので、もしレベルがあがりすぎて溝が隣にかぶってしまうなどすると失敗になり、最初からやり直しになるのでレベル設定が微妙なこと。もう一つは演奏のやり直しどころか、片面のカッティングが終わるまで、その場で演奏を続けないといけないこと。なのでダイレクト・ディスクのレコードではよく聴くと曲間に奏者が楽器を構え直したり、セッティングを変えている音が入っています。
そしてこのレコードですが、以上のことを踏まえて聴くと本当に驚異的。音質がいいというのはまあ当たり前なんですがアレンジがかなり凝っていて、これをダイレクト制作しようという勇気に敬礼です。A面の最後の曲なんかは変拍子ビシビシでホーンもバーン!みたいな感じですた、多分何枚かはラッカー盤おしゃかにしてますね、たぶん(笑)。

で、ポチポチこのアルバムについて調べていて重大なことに。「これ、再発だね・・・」オリジナルはこのイラストが全面のジャケでしかも見開き。レーベルもあの緑っぽい朝顔のヤツのはず。まあ再発でも十分楽しいレコードですが、こうなったら欲しいじゃないですか、オリジナル(爆)。

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