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これは先日某セコハン・ショップのジャンクえさ箱よりほぼゴミ値段にてGET品。当時ソ連の世界最高峰ヴァイオリニストとして人気を博したデヴィッド・オイストラフがEMIに録音した楽曲をまとめて発売したものの一つ。このシリーズと思われるベートーヴェンの協奏曲も持っていてそれは黒盤ですが、これは赤盤です。フランクのVnソナタは大好きな曲なので、ワクワクして針を落としました。
「・・・??」悪くはありませんが、ちょっと古びた感じの音。やっぱり日本盤はダメか・・・と思いましたが、よく聴いているとあるギモンが。「これ、MONOじゃね?(爆)」どうも音が中央に団子状に寄っていて、左右のスピーカーからも同じ音が出ているようです。そこでポチっと調べてこの録音の正体を探ったところ、この録音は56年にEMIにMONO録音されたものであることがハンメイ。でもレーベルには「STEREOPHONIC」と大書してあります。MONO録音でも位相をすこしずらして左右に振り分けてステレオっぽくしているいわゆる「擬似STEREO」盤というのがありますが、そういうのでもなさそうです。ためしにMONO針で再生してみたところ、音は良くならないし、ちょっとヘンなノイズが。と、いうことでコレは「もうSTEREO盤しか出さない時代に発売されたけど、マスターテープはMONOしかないので、仕方なくSTEREOのカッターヘッドを使ってMONOで切った」とスイソク。

そこで気になるのはマトリックス。EMI系のマトリックスのプリフィクス(末尾の数字じゃなくてアルファベット表記のほう)は、MONOは「X」がアタマにくることが多く、STEREOは「Y」がアタマにくることが多いのです。じゃ、MONOをSTEREOで切っているこれのマトリックスは?答えは「ZJ」。なるほど~~「X+Y=Z」というワケですね!いや~~難問が解けました(笑)

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