
今回は久しぶりに追悼レコを。このところ60年代、70年代に活躍したミュージシャンの訃報がやたら多く、なかなか追いつきませんが、今回はちょっとスルーできないくらいの方なので。26日に惜しくも亡くなられたミシェル・ルグラン氏58年の名盤「ルグラン・ジャズ」です。名盤、といっても本人はアレンジと指揮のみで、演奏は今では誰でも知っているビッグ・ネームばかり。ジャケットにクレジットされているマイルズを筆頭にコルトレーン、エヴァンス、チェンバースなどすごいメンツですが、これはすべてルグラン氏の要望だったよう。(58年6月録音なので、もしかすると59年春録音の「カインド・オブ・ブルー」の布石になったかも)当時すでに映画音楽の世界では巨匠クラスだったようですが、どうもJAZZのアルバムをすんごい作りたかったらしく、新婚旅行をかねたアメリカ訪問で夢を実現した、というワケ。もちろんマイルズが金だけで演奏するワケないので、音楽性も受け入れられてのセッション。なので当然のごとく内容はすごく良いです。カウント・ベイシーとかのビッグ・バンドに比べてやはり洒脱さが際立っています。これはMONO盤ですが、時代的にはSTEREOもあったはず。みつけたら買いだな・・・
というわけで、ジャケットはまさしく「アメリカのパリ人」(笑)。ご冥福をお祈りいたします。
