
大好評連載「今日のカーブ」(笑)。「カープ女子」にならって「カーブ男子」とでも名乗りましょうか(爆)というわけで本日はColumbiaカーブ。対象はコレ。有名なブルーノ・ワルター指揮、コロムビア交響楽団の「ブラームス交響曲第4番」です。この演奏は実はこの曲を最初に聴いた演奏なのです。80年代前半にSONYがCDの普及を狙ってか、SONYが持っているカタログでCDのクラシック名曲全集(CD80枚くらい)が編まれたことがあり、当時CDプレーヤーを買ったばかりだった父親が、クラシックなど聴きもしないのに購入したのです。(当時の母親の反応は・・・ワタシが両手の袋一杯にセールでレコをGETして帰宅したときと同じ)予想通りほとんど聴かれずほとんどのCDが未開封状態で自宅に放置。でしたが、大学生になってオーケストラに入部したワタシは少しずつクラシックを聴くようになり、ブラームスの交響曲とやらも聴いてみることにして帰省したときにCDラックを探したところ「あるがな」というのがこの演奏。故宇野功芳氏編集の名盤本で当時この曲の上位にこの演奏があったので「おお~~結構有名な演奏やがな」と持ち帰って聴いてました。
それからトキが流れてオリジナル盤をGETしましたが、あまり印象に残る音質ではなし。同じく80年代前半に録音当時のエンジニアであった方がリマスタリングした「マクルーア盤」も持っていますが、ブラームスの1番は良いのに4番はイマイチ。なのでようなく再評価の機会を得たわけですが、その結果は・・・
「素晴らしすぎて、涙がとまりまへん・・・」これもカーブがドンズバ。眼前に少し残響がのるLAの巨大スタジオの風景が。1楽章の出だしは本当にどうということもなくサラリサラサラと始まりますが、音楽が進むにつれて熱量が増大。ついには凄まじいマグマの奔流が出現します。たしかワルター老の録音のために集められたこのオケはロス・フィルとかハリウッドの映画産業とかで活躍する一流の奏者がセッションごとに集まって演奏しており、弦楽器の人数も通常の常設団体よりも少ない人数だったはず。この録音も最初は弦の音の薄さが若干気になります。しかしそんなハンデをものともしない彼らは全力で演奏し、感動的な音楽を作り上げてる、ように聴こえます。実際にはイメージ通りの崇高な人格というワケではなかったようですが、この演奏からは奏者が指揮者にすべてを捧げていることが垣間見え、そのことが感動につながるワケで。
ま、ワタシの思考のカーブが可変されている可能性は否定できませんが(笑)。
