
本日は地元A&師匠のご自宅にお邪魔してアナログ聴き会に参加しました。その際にカーペンターズについて、あるネタを検証しよう、ということに。それは「1stに収録されている『涙の乗車券』と、その後のLPに収録されているヴァージョンは、同じなのかどうか」ということ。会場ではとりあえずの見解を述べさせていただきましたが、検証が必要ということで、自宅でも引っ張り出して確認することに。
1stアルバムのUSオリジナル盤は「オファリング(捧げ物)」というタイトルで、ご覧のような当時のA&M本社の近くで適当に撮影された試し撮りみたいなショットが使用されたもの。後にヨットに興じる二人を捉えた爽やかなジャケットと「涙の乗車券」というタイトルに変更されます。で、結論からいうと、このオリジナル収録の同曲は後のものとはたしかに「違い」ます。今回は70年代のベスト盤、「シングルズ」のUSオリジナル収録音源と比較しましたが、違いとしては、・後のほうがヴォーカルがクッキリしている。オリジナルはエコーがかなりかかったカンジ、・楽器の定位が違う。オリジナルは中心にヴォーカルとバックが集まっているカンジ。後のは中心にヴォーカルとドラム、ベース、左にピアノなど、右にストリングスなどが定位、まあざっとこんなカンジ。
で、今のところのワタシのケツロンは「オリジナルは当時のA&Mらしい中央に固まった音像のソフトなサウンドであるがややボンヤリしているので、超メジャー・アーティストにふさわしく演奏を左右に振り分けて中央をスッキリさせ、ヴォーカルもエコーを取ってクッキリにした」というもの。問題はいつ行われたか、ですが、もしかすると例のヨット・ジャケになる時に行われた可能性があるのですが、今回は見つからなかったので検証できませんでした。
また、もう一名の参加者の方から、デジタル・リマスター盤についてのシツモンがあり、音がイマイチなんじゃないか、とのご意見であったので、そんなことはないと思います、と回答しましたが、回答の根拠としていた下のアルファにA&Nの権利が移ってからの編集盤は帰ってから確認したところ81年発売で、デジタル・リマスターを行っている可能性はあるものの、絶対にそうとは言い切れないモノで、いい加減な事を言ってしまって申し訳ございません、とこの場でお詫びを。ですが、この編集盤、音はやっぱりイイです・・・
とはいえこんなメジャー・アーティストにこんなディフ・ネタが転がっているアナログはまだまだ奥が知れません。
