
本日は下のような本を読みながら、UKロックなどをつらつらと。この本はムカシムカシ、マーキー社から出されていたUKロックの特集本。それまで深民淳氏編集のUKロック本しか情報源がなかったワタシにとってこの本は「なんじゃこりゃ~~?知らんレコばっかりやんか!」という楽しくもキケンな本でした。今みてもその中身の濃さはハンパないですね。
と、いうわけでこの本にものっているこんなアルバムを。このレコは一度記事にしたキオクありですが、もう何年も経っているので時効ということで・・・70年代後半に突如出現したUKシンフォニック・ロック名バンド、イングランドの唯一作です。このアルバム、レーベルはUKアリスタなんですが、カッティングやプレスはEMIが担当しているようで、EMIでよく見る「~U」というマトリックスです。そして送り溝には「A Porky Prime Cut」の1文が。これはモチロン名匠ジョージ・ペッカムのサインにほかなりません。なので音は超キレキレ、かと思いきや、あまりパッとした音だという印象はなし。悪い音ではないんですが、なんとなく「マシンヘッド」の1U盤とかに比べるともう少しなんとか・・・という気も。マトリックスも「4U」とかなり進んでいるので、「これでよかったのか?」と思ってました。
先日スピーカー・ケーブルを交換してエージングがどんどん進んで、もうだいぶ高音がでるようになってきたので、大音量で聴いてみました。その結果気づいたことは「小さいところがキレイ!」ということ。つまり小さい音量のパートがすごくクッキリとキレイに聴こえるのです。そのためすごく音楽自体が繊細に聴こえるということがわかりました。で、もしかしたらこれが狙いだったのかも、と。つまりコンプレッサーをかけて大音量の迫力を出すよりも繊細さを優先した音作りをしたというワケ。ジョージ氏がこの音に自信を持っていた証拠が実はB面にあります。それは送り溝部に刻まれた「Master Room」のヒトコト。そう考えるとマトリックスも3回失敗した末に到達したということになるのでは、などと。
