
これは先日の東京ハンティングにてGET品。伝説的な指揮者、セルジウ・チェリビダッケが手兵であったミュンヘン・フィルを指揮したベートーヴェンの「英雄交響曲」です。この方は第二次世界大戦中に尊敬するフルトベングラーが指揮していたベルリン・フィルを指揮するようになり、戦後は一時フルトベングラーがナチスに協力していたという理由で指揮者の座から追放されていた時期にベルリン・フィルの実質的な音楽監督みたいになり、聴衆を熱狂させていたものの、リハーサルが異様に厳しかったり、人気を妬まれたりでだんだんとベルリン・フィルと疎遠になり、結局有名なカラヤンのめちゃゴネによる音楽監督就任でベルリン・フィルを指揮することがなくなった(その後90年代に一度だけ指揮しましたが、まあイヴェントですね)というなかなかな経歴。その後は転々としたあとにミュンヘン・フィルに落ち着き、ほとんどそこから動かずに独自の世界を作り上げ、伝説となりました。
伝説となった理由の一つは「録音嫌い」。生前にほとんど録音が出回らなかったので、放送録音の海賊盤とかがたくさん出回っていたようですが、96年に亡くなったとたん、ドンドンと録音が発売されるようになりました。このあたりが「クラシック界のジミヘン」といわれる所以でしょうか(言われてないか・・・)。これも97年発売でまるで死ぬのを待ってたかのようでなんだかな~です。アメリカ・プレスのようで規格番号が「HQ-AUD」といういかにも音が良さそうな盤なので買ってしまいましたが、ジャケットの写真とかはコピーのコピーみたいなショボさ。ですが、送り溝には「TML」の刻印があり、ザ・マスタリング・ラボのお仕事のようなので、どっちやねん、みたいな。で聴いてみましたが、これなかなか良い音でした。ライブ・テープであるらしく盛大に譜めくりする音が入っていますが・・・演奏はウワサどおりのゆっくりテンポでしたが、たしかに音がクッキリしていてキレイな演奏です。フルトベングラーを尊敬し・・・とよく言われますが、ワタシはスコアをそのまま演奏するようなクレンペラーに近いように感じました。まあ天国でこんなレコード出されてどう思っておられるか知りませんが・・・
ちなみにこの方、誰かに似てるよな、と思っていたら、今日わかりました。新聞広告でよく見かけるマルチに活躍する某新興宗教の教祖様に!でも、その教祖様にさらに似ている藤岡弘にも似ているということなのか?(笑)
