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これはずっと以前に海外から購入したブツ。UKのバンド、ムーディ・ブルーズの「Days of Future Passed」というアルバムです。直訳すると「過ぎ去りし来るべき日々」なかなかに詩的です・・・
67年発売のこのアルバム、一般には「UKプログレ萌芽期の名盤」といわれてますが、ワタシはちょっと違う印象を。と、いうのは何度か記事に書いてるかもしれませんが、これが発売されたUKデッカ傘下のレーベル、「DERAM」はレーベルにデカデカと書いてある「DSS」、つまり「デラマティック・サウンド・システム」という当時最新鋭であったらしい録音技術のデモのためにできたレーベルであるらしく、発売されているレコードも当初は普通のクラシックとかではない音源だったハズ。(後には、あやしげなUK地下サウンドの宝庫となりますが)このアルバムもこのシステムの宣伝のためにデッカと契約していたバンドに、オーケストラとの共演を持ちかけたようなのです。なので内容をよく聴いてみると、「オーケストラ演奏」「もったいぶった語り」「バンド演奏」「オーケストラ演奏」「またもったいぶった語り」という構成になっており、オーケストラとバンドは基本的には別になってます。(最後の有名な「サテンの夜」だけは共演っぽい)つまり構成では共演していますが、バンドと一体となった演奏ではない点、自分たちのやむにやまれぬ表現衝動のためにオーケストラを導入していない(かもしれない)点において「プログレッシブ」ではないような気が。同じ67年に発売されたあのアルバムで、劇的な音の響きを産むためにオーケストラに上昇音型を演奏させたり、ピアノ数台を同時にブチ鳴らす、というまさしく先進的なアプローチがなされたのとは対照的ではないでしょうか。
さて買ってから久しく聴いていなかったこのアルバム、UKオリジナルを所持している、とすっかり安心していたのですが、今回取り出したところショックが・・・「初期プレスじゃないやんか!(爆死)」67年のオリジナルならレーベルに深溝があるハズ。レーベル周囲の形状などから、おそらく69年~70年くらいのプレスと推定。UKデッカのレコードをイロイロ買った結果、こんなしょ~~もないことが分かるようになってしまいましたが、こんなこと知らないほうがシアワセかも(笑)。
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