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これは先日の東京猟盤にてGET品。新入荷のエサ箱からこれが出てきましたが、まったくの正体不明。ですがUKオリジナル盤なのにまさかの3桁プライスで「買うしかないじゃ~~ん」みたいな(笑)。ジャケットにはメンバーと思われる男女4人が。どうみてもフォーク・グループですがタイトルには「ラテン」と・・・聴いてみないと始まらないのでとりあえず聴いてみました。
「ぶはっははははは!ちぇ、ちぇ、チェンバロ~~(爆)」裏面のライナーとチラチラ読むところによると彼らは一応ラテン音楽を演奏している団体であるらしく、新しいラテン音楽をご紹介!というような制作イトであるようなのですが、演奏の中核を成すのがまさかの「チェンバロ」。ラテンギターっぽい効果を狙っているのか不明ですが、イントロに思いっきりチェンバロのカデンツァがある曲まで。で、結果として「まったくラテンには聞こえません(笑)」。ベサメムーチョもやってますが、完全に「ソフト・ロック」です。コンガとかパーカッション系はまったく入っておらず、わずかにマラカスが鳴ったりする程度。
ならオネダンどおりのダメ盤かというと、さにもあらず。まず、音質が圧倒的によい!マトリックスは両面「2A」で初版かどうかビミョーですが、スタンパー番号は両面「1-B」で堂々DECCAのファースト・スタンパー。MONOとはとうてい思えない鮮度の音です。DERAMレーベルはもともとUKデッカが開発した「デラマティック・サウンド」というシステムのデモ目的でスタートしており、1番はあの有名な「サテンの夜」が入っているムーディ・ブルースの「The day of future past」。これは3番でかなり初期なのでまだ英EMIでいえば「ステレオ2」シリーズみたいにちょっとヘンテコな音楽を紹介する傾向だったのかも。このあと、UKロックのヤバいバンドの巣窟になって激レア盤の宝庫になるわけですが、おそらくイチバン安く手にはいるDERAMのレコードでしょう(笑)。
ちなみに「エンジニア」にクレジットされているのはエルトン・ジョンとの仕事で知られるプロデューサー、ガス・ダッジョン氏。このアルバムの翌年、67年のテン・イヤーズ・アフターのアルバムではプロデューサー名義となるようなので、デッカの一介の職員として雌伏の時を過ごしていた最後の時期の仕事ということに。
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