
これは先日地元レコ屋にてGET品。見たことないアーティスト、見たことないレーベル、ベルギー盤、なのになにげにいいオネダンがついているこういうレコは普通スルーですが、やっぱり「ベルギ~~~おもしろ~~い!」となってしまうワケで・・・
これはベルギーのレーベルから発売されたパガニーニのヴァイオリンとギターのための小曲集。ヴァイオリンはルドウィン・ブーケルズさん、ギターはクリスティーヌ・ゴフィネさんといういずれもベルギーの女性奏者です。このブーケルズさん、ポチっと検索してもほとんど情報がひっかからず。このLPは発売当時日本に直輸入されてオビとライナーをつけて売られたようで、そのライナーによるとブリュッセル音楽院で学んだあと、そのまま教師として大学で働いておられたようで、目立ったコンクール歴や録音歴もなし。なのにどうしてそれなりのオネダンがついているかというと・・・まあ、見たまんま(笑)。どうも海外のオークションを見ていると「女性」「びゅーちふる」なヴァイオリン奏者のLPは高くなる傾向があるようなのです。でもカンジンなのは中身ですから・・・
「針を落としたら、愛が流れ出してきました~~(笑)」なんとドデカいヴァイオリンの音像が中央にどど~~んとタタズむ素晴らしい録音。ギターはやや控えめですが、これも柔らかくて素晴らしい音色。で、このヴァイオリンがたまらなく愛らしいのです。聴いただけでこの方がすご~~く優しくて控えめで、でも芯は強くて音楽に対してはシンシであることが伝わってきます。(モウソウしすぎ??)
しかもパガニーニにしてはなんとも美しい曲ばかり。これにはリユウがありまして、神童やら悪魔に魂売り渡したとか言われていたパガニーニは18歳から数年間、ギターが趣味の裕福な女性と恋に落ちて、ほとんど公に姿を現さなかったらしく、そのあいだギターをせっせと練習していたらしいのです。で、そのころに作曲された曲にギターが入ったものが多いんですね。というわけでアモーレとのアモーレなヒビが曲にも反映しているのね、というワケ。
ちなみにジャケットをよーくみるとブーケルズさんの左手の薬指にチラリと光るものが・・・裏ジャケにはもっとはっきり写ってます。なんだ・・・そういうワケなのね(涙)。愛をおすそ分けしてくれていたのでした・・・
