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これは80年代を代表するディーヴァ、ホイットニー・ヒューストンのデビュー・アルバム。「こんなジャケットでしたっけ?」という方もおられると思いますが、邦題「そよ風の贈り物」のジャケットは、この裏ジャケの水着写真が表でウラがこの表写真にリバースされてるので、本来はこちらがオリジナルのデザインです。今回右のUSオリジナル盤を安価で仕入れたので、ちょっと前にこれまた安価で仕入れていたUK盤と比較してみました。
このアルバムは80年代ということもあり、チープなシンセが入った曲もありますが、王道のバラードやR&B、デュエット曲なども収録されており、いいアルバムだと思います。さてUSオリジナル盤は「お~~音が出てるね~~」というカンジ。音像がデカくて押し出しが強く、う~~んやっぱりオリジナルだね、と納得せざるをえない音。なんですが、個人的にはいわゆる「デジタル臭さ」がうっすらと漂うのが気になります。ちょっとしたヴォーカルの高音のカスれとか、シンセの高音部分にどうにも硬くてほぐれない部分が出てくるんですね。まさかCD用のマスターを使っている、ということはないと思いますが・・・いっぽう、UK盤。一般的にUSオリジナルのアルバムのUK盤は音がなんとなくなまくらになってしまっていることが多いので、「やっぱりUSだね」となることが多いのです。が、今回はUK盤に軍配!少し音像は奥に引っ込みますが、中央できれいに定位。なにより「デジタル臭さ」がほとんど感じられず、なめらかなアナログ・サウンドに。(音が「やわらかい」というのとは違います。すごい精細な8Kテレビでドアップで見ているか、ナマでちょっと引いて見ているか、というような違い)これは、まさかアレでは・・・
というわけで音溝をチェックしたらやっぱり!マトリックスの冒頭部に「DM」のモジが。これはいわゆる「DMMプロセス」=「ダイレクト・メタル・マスタリング」盤の証拠。プレスはドイツで、ジャケットはUK製ということのようで。以前から何度か「DMM」については書いてますが、DMMはズバリ「デジタルをアナログにするのに、一番適した方法」ではないかと思ってます。なので録音がデジタルだったり、アナログ録音でもデジタル・マスタリングされた音源ではDMMがいいんじゃないかと。DMMが好きだ、音がいい、といっている音楽評論家(オーディオ評論家)の文章を見たことがないのがフシギで「ひょっとしてオレのミミがおかしいのか?」と少しフアンになりますが・・・
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