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これは先日いつやらかに棚の中を整理して「すぐには聴かない」レコとして聴かないまま放置されていた群の中から発見盤。いつどこで買ったかトンとわかりませんが、ちゃんとUSオリジナル、シュリンクつきをGETしているジブンがエラい(笑)。ロック・オ〇ジ御用達アルバム、ジャーニーの81年の大ヒット作、「エスケイプ」です。これの1曲目がなんか聴いたことあるな~~と思ったら、2000年代に入ってCMで使われてたよう。
これ、ジャケの作りがスゴイです。今回マジマジとジャケットを見て初めて知ったのですが、この割れて飛び散っている破片も、甲虫飛行物体の胴体、羽とかもいわゆる「エンボス加工」がほどこされています。これまたへんてこにアルファベットが回転しているバンド名にまでエンボスが。このアルバムは初の全米ナンバー1で全世界売上1000万枚以上という大出世作ですが、このアルバム発売時点でレコード会社はかなり気合入れて「ヲシ」てるよう。レーベルもコロンビアの赤レーベルではなくカスタム・レーベル(特別仕様)です。ジャケットの裏にはちょっとしたアソビがありまして、この甲虫飛行物体が「ピューっ」と土星みたいな星にイチモクサンに逃げている絵が描いてあるんですが、よく見るとこの土星っぽい星の「輪っか」が甲虫飛行物体の前についている「エンブレム」と同じ「メビウス」型になってます。インナーバッグにはわざとらしくなにかから逃げている格好をするメンバーの写真が。何から逃げてるって、そりゃ「ビンボーな生活から」でしょうね(爆)。
音はホントに「金かけてちゃんと作ってますね」としか言いようがない、素晴らしいサウンド。オーディオの水準がある程度以上でないと、ただの「迫力がある」ロックでしょうが、ヴォーカル、各楽器の「視覚的」な配置にも工夫がこらされています。A面には「COLUNMIA NY」刻印、B面には「MASTERDISK」刻印と読めないサイン(笑)、とおもってクレジットをみたら、マスタリングは「ボブ・ラディック」。どうりで音がいいわけで・・・
このあたりのアルバムは多少の揶揄も込めて「産業ロック」と呼ばれてますが、今から考えると「産業の根幹をなすロック」であったわけで。現在これを発売したらジャケットに加工施して、「マスターテープからの最新マスタリング」を使用した重量盤仕様にして4000円以上でしょうから、ガキの小遣いでこれが買えたのはまさしく産業が栄えていたからですね。こういうので儲けが出てるから多少売れなさそうなレコードも販売できた(そして現在それらがレア盤になっている)わけで。そう考えると、すでに廃れてしまっている産業を生きながらえさせるために「最新マスタリング使用、7インチ紙ジャケット仕様、E式ジャケット採用、国内初版帯復刻添付」とかで何度も同じアルバムの再発を繰り返す「はい」や「キングクリームソーダ紅しょうがのせ」などのバンドのほうがよっぽど「産業ロック」の名にふさわしいのではないかと思ったり。
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