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これは先日某セコハン・ショップのジャンク箱より。ちゃ~~んとしたUK盤です。EMIの再発規格「ミュージック・フォー・プレジャー(MFP)」の一枚ですが、これが何かといいますと、76年に活躍したイギリスのアイス・スケート選手にまつわるアルバムなのです。
その選手は「ジョン・カリー」。このアルバムはどうやら76年に発売されたようですが、同年に開かれた冬季オリンピックのフィギュア・スケートで金メダル。さらにその後の世界選手権でも金メダルということで一躍有名になったことでこのアルバムが企画されたようです。右下のメダル(色はどうみても「銅メダル」ですが、笑)のなかには「このアルバムに収録されている『ドンキホーテ』が世界選手権の演技で使用されました」とのただし書きが。これを読むと当時はオリンピックの金メダルというのは現在ほどのステータスではなかったことがわかり、興味深いですね。演奏はアーヴィング指揮の59年の古いステレオ録音ですが、音質は時代を感じさせない素晴らしいものでした。
さてこのカリー氏、76年にフィギュアスケート界の頂点を極めたあとすぐにあっさりと引退してプロスケーターに。そして90年代に40代の若さでなくなったようですが、なくなる数年前に同性愛者であることとエイズに感染していることを発表。結果的にはエイズの合併症でなくなったようです。ポチっとネットで調べるとカリー氏のスケートは現在の水準でも非常に「美しい」ものであるらしくバレエのようだそう(実際本人はバレエがやりたかったそうです)。このあたりはゲイの方の美学のようなものがあったのかもしれません。
で、タイトルをよーくみると「パ・ド・ドゥ」とあります。これはバレエ用語で「男女ペアの踊り」のことで、男性2人だと「デュエット」になるそう。ですがジャケットはカリーさんが2人ですよね・・・なかなか意味深なタイトルではあります・・・
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