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これも月曜に地元レコ屋にてGET品。ぼーっとエサ箱を漁っていて箱モノの中にこれが。「な~~んか暑苦しいベートーヴェンのイラストですな~~(笑)」とあっさりスルーしようとしたとき、ある不穏な文字が。「れ、れ、レイボウィッツ??」指揮者の名前に彼の名前が。どうして彼のことを知っているかというと、以前記事にしたことのある、RCAの名物録音「パワー・オブ・ジ・オーケストラ」の指揮者が彼だったワケで。で、ここからは連想ゲーム。「レイボウィッツ⇒RCA⇒高音質⇒ロンドンのオケ⇒ウィルキンソン?」というわけで結局ここに(笑)。で、帰ってから調べてみたところ、面白いほど連想が的中していたことがハンメイ。
まずこれは61年録音のリーダーズ・ダイジェスト(USが本拠の印刷物~録音モノ通販会社ですね。いまでいうとディアゴスティーニかな)によるベートーヴェン全集全7枚組。レイボウィッツ氏はどうやらリーダーズ・ダイジェストのクラシック全集みたいなシリーズに膨大な録音があるらしいのですが、そのプロデューサーが元RCAのヒト。そのつながりで録音、制作はRCAに委託。で録音は費用の安いイギリスで実施。オケは先日の記事ではアンセルメが振っていたロイヤル・フィル。で、エンジニアは・・・やっぱりウィルキンソン氏!!ここまで当たるとちょっと「神ってる?」とか思ったり。ちなみに某音盤系評論家の著作によりますとこの全集、ベートーヴェンがスコアに書き込んだメトロノーム速度を指示通りに演奏した最初の録音だそう。(ベートーヴェンがかなり年取ったころにメトロノームが発明され、過去に作曲した曲のスコアにメトロノームの速度を書き加えたらしい)
本日はまず7番を最初に聴きましたが、解説書を読むとどうもこの7番が最初の録音セッションのネタだったよう。理由は「冒頭部の録音が難しいから、ここがうまくいくかどうかで全体が決まる」というカンジ。4つのテープレコーダーをつかってMONOとステレオを同時に録音したそうです。録音はオケ全体が見渡せるふくよかな音ですが、鮮度も高し。たしかに一楽章はこの時代の演奏としてはかなりの高速で、ちょっとオケが弾けていないとこもあったり(笑)。ですが2楽章とか4楽章の盛り上がるところなどはオケの素晴らしい演奏が楽しめます。
先ほどの著作によると、ウィルキンソン氏録音のベートーヴェン全集はこれともう一つだけなんだそうです。UKデッカ録音だとすると、ショルティ~ロンドン響のそれなのか、イッセルシュテット~ウィーン・フィルのそれなのか、がナゾです。
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