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先日、某雑誌にのっていた元レコード会社技術者のインタビューのことをかきましたが、その中で感心したのはおそらく古希を超えられていて、とっくに現場は引退されているにもかかわらず、最新のアナログ事情にも関心をもっておられること。このLPについても「ネットで見つけたので、買ってみた」とのこと。
ワタシもたまたま某通販サイトで見つけてGET。某通販サイトは購入履歴を勝手に解析(?)して、ご丁寧にも「~~さんにオススメの商品」みたいに表示してくれ、平素から「そんなのよけ~~なおせわじゃ」「機械のすすめるもんなぞ買うか!」などと抵抗している(笑)んですが、このときは「へ~~こんなの出てるんだ~~。ポチっ」というわけでココに。しっかり買わされてます(爆)。
これは「お城のエヴァンス」で有名な名盤が録音されたモントルー・ジャズ・フェスティバルの少し前にヨーロッパにやってきた彼らをセッション録音していたもので、ドイツのMPSレーベルが発売しようとしたようですが、当時契約していたヴァーヴと折り合いがつかず、オクラ入りとなっていたものだそう。ガッツリ2枚分も録音して出す気マンマンだったようですがザンネンでした(笑)。このほどそのマスターテープが発見され、あのバーニー・グランドマンがマスタリングして発売とあいなり、4000枚だけアナログも発売されたというワケ。限定のためかわりとすぐに消滅したようで、ワタシが注文したときも「海外から取り寄せ」になって待てども待てども来ず。「ないんやったら金返してくれ・・・」と諦めかけたときにようやく到着。しかも外袋のノリが剥がれてグズグズになっているなんだかな~なモノが・・・ま、交換は多分不可能でしたが。
前述の元エンジニアのおっしゃるには「最近のデジタル・ファイルからアナログ・マスターを作ってカッティングするプロセスと異なり、アナログ・マスターから直接カッティング・マスターを起こしてカッティングしているから、音がいいんです」というような説明をされていましたが、さてどうだか・・・気づいた点はいくつかありますが、簡単にいうと「ナチュラル」「レベル低め」「高音が伸びない」です。ナチュラルというのは、良くも悪くも、なんですが、おそらくこれがマスターにある音なんでしょうね、という音。おそらく当時のアナログ制作時にはかなりコンプレッサーをかけたりして、だからこそ「ガッツがあってジャズっぽい」音がしていた可能性がありますが、「ガッツ」「男気」ありません(笑)。また、結構音が大人しいのでボリュームをかなり上げないといつものような聴感になりません。で、ピアノとかシンバルに突き刺さる、あるいはキラキラするような高音がないよう。これは、ボリュームをガンガン上げて気づいたのですが、テープ・ヒスがかなり聴こえるんですね。なのでレベルを突っ込めないので小さめなのかな、と。またおそらく高音を盛ってしまうとヒス・ノイズがひどくなるので、少し高音を抑えているんじゃないか、と。まあ一回デジタルにおとしてノイズをきれいに除去してレベルつっこんだマスターでカッティングされてもね~~と思うので、これはこれで名匠の落としどころなのかな、と。
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