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本日は午前中に用事をすませがてら本屋へ。たまたま手にとった音楽系ムックにとても面白い記事がありました。レコード会社の技術系の社員だった方のインタビューだったのですが、「ほ~~」「へ~~」と感心しながら読みました。まあだいたいは「そうだと思ってたけど、やっぱり」というハナシだったですが、現場で実際に試行錯誤していた方の発言は重みがちゃいます。1組のスタンパーからプレスされる枚数は数千枚までだそうですが、やっぱり最初のほうは「ダメ」だそう。スタンパーがまだ馴染んでないのだ、と。ならば、どのあたりがイチバンいいのか、という問には「わからない」と正直にコメント。どうやら「最初のほうと最後のほうがダメというのは確かで、途中のどのあたりがデキのピークかはその時次第」ということのよう。笑ったのは「テストプレスは、ハッキリいってダメ」というコメント。理由としてはやはり最初の方のプレスになるのでプレスの質が悪い、ということのよう。まあこのあたりは「工業製品としてはダメ」ということで、音質とは必ずしもリンクしないとは思いますが・・・

また、デジタルとアナログのカンケイについても興味深いハナシが。「デジタル・ファイルをアナログでカッティングするのは、ハッキリいうと無意味」というコメントは「ですよね~~」と納得。逆に良質なアナログ音源があれば、デジタル化のスペックを上げればあげるほど(つまりハイレゾ、ですね)、元の音源に近い再生になるでしょう、と。つまり現在もマスターテープが使用できる音源であれば、オリジナル盤のハイレゾに対する明らかな優位性というのは「カッティングに使用されたマスターテープの鮮度」だということになるかと。
で、今回はこんな盤を。イギリスのプログレ・バンド、ジェネシスの代表作、「幻影の騎士(邦題)」のUKオリジナル盤です。マトリックス1U/2U盤と、3U/2U盤が手元にあったのでちょっと比べてみました。3U盤は以前かなり音がハッキリしていていいなあ、と思った覚えがあり、まあ今もそういう印象なんですが、現在のシステムで聴くとやや「音をつくってる」感が。どこがどうとかいうんじゃないんですが、なんとなく不自然なんですね。1U盤のほうは音がばーんと出てくる感じではないのですが、ナチュラルというか「1枚の絵」になっている感じが。よく「マスターテープの音は修飾されてないので実際には面白くない」と言われますが、どうなんでしょうか。
まあ、こんなふうにああでもない、こうでもない、ともがく愉しみがあるのがアナログのよさなんでしょう(笑)。
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