
これは先日地元レコ屋にてGET品。ジャケットに貼ってあるシールからも分かるかとおもいますが、オリジナルとかではまったくなく、OJC再発品。(地元にこれのオリジナル盤とかがどんどん出てくるような店があったら、とっくにワタシが破産しているか、店が潰れるかどっちか)OJCはいうまでもなく「Original Jazz Classicの略で、決して「おじいちゃん」の略ではありません(爆)。このシリーズ、プレスティッジとかリヴァーサイドとかコンテンポラリーとかの名盤、渋盤をリマスタリングして発売しており、現在でも安値で出てきます。以前も書きましたが、わりと新しい録音のOJC盤には良い音のやつが多いんですが、古い録音である、これはどうかな、と購入。
このアルバムを購入したリユウはだいたいこれを買う方と一緒。ベーシストのスコット・ラファロ目当て。彼がビル・エヴァンス・トリオで活躍する少し前、23歳の演奏が収められています。ジャケットでいうと真ん中の青シャツが彼。若さが弾けんばかりです・・・
で、まああまりキタイせずに針を落としたんですが、音が出た瞬間ぶったまげました。「ま、ま、まさしくコンテンポラリーの音だ・・・」このころのロイ・デュナンによる小編成STEREO録音は左に旋律楽器、右にリズム・セクション。有名なロリンズの「ウェイ・アウト・ウェスト」もそうなんですが、あのアルバムのロリンズをフェルドマン、ベースをラファロ、ドラムをドラムに置き換えたらこの録音の完成!ってなもん。そして右CHから飛び出してくるベースが「極上」サウンドでした。こういうのを聴くとつくづくレコードは「録音芸術」だな、と。良い素材を適切な調理法で料理するとすんごいのができる、という見本のような盤です。
裏のライナーを見るとフェルドマンってロンドン出身だったんですね。6歳でドラム始めて7歳でプロになり(!)、9歳からピアノ、14歳からヴァイヴを演奏。UKジャズの大物、ロニー・スコットのバンドで活躍後、渡米。ですがこの「アライヴァル」は「米国に到着」ではないので注意が必要。渡米してしばらくそのまま東海岸で活動し、マンをジして「西海岸に到着」したのがこの盤、というワケ。それにしては船乗ってるけどな(笑)。ライナーによると西海岸に住むことにしたのは「(NYよりも)空がよく見えるから」だそうな・・・
それにしても、ドラマーのセンスのなさには天を仰ぎたくなります。3曲目のベース・ソロのバックで、スティックを打ち鳴らして伴奏しているのには殺意さえ覚えたり(笑)。
