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京都旅行GET分が続きますが、今回は右のいわゆる「マスター・サウンド盤」。初めて見ましたがやはりけっこうレアなのか壁に掲げられていました。マスター・サウンド盤はたしかプレスの質を担保するために1つのスタンパーからのプレス枚数を少なくしていた覚えがあるので、大ヒット・アルバムであるこれもそんなに出回らなかったのでしょう。
「オリジナル盤」は今では「音がいい」などと語られますが昔のレコードは「まずちゃんと再生できることが第一」だったわけで。なのでラバー・ソウルの「ラウド・カット」プレスがすぐに切り替わったりしたわけで。一方70年代後半になってくるとだんだん再生装置が高度化、マニアック化してきて、それに伴いそのようないわゆる「オーディオ・ファイル」むけの市場というができてくるわけです。そしてついにはジャケットや帯に「このレコードは半端な装置だと音飛びします」とか「この音溝に耐えられるか?」などのおよそ工業製品としては「ダメじゃん」という記述も(笑)。マスター・サウンド盤にはさすがに「音飛びしても知らんよ」などのタカビー系(笑)の記載はありませんが、どこがどうこだわっているか、というブックレットなどが挟まれてます。読んだことありませんが(爆)。おかげでジャケットは幅が分厚くいわゆる「ワイド・スパイン」ですわ・・・
で、肝心の音、ですが、左のUSオリジナルと比較してみました。US盤はさすがの音圧で「あ~~これこれ」というカンジ。一方のマスター・サウンドは、US盤よりも「透明度が高い」「細部の描出に優れている」という印象。「ビリー・ジーン」の最初のあたりにはランダムな拍で「指パッチン」が聴こえるんですが、マスター・サウンド盤のほうがたくさん聴こえます。マルチ・テープにちょっと逆戻りしたような音、とも言えるかも。US盤は総体で「音楽を楽しむ」盤のような気がし、これはこれでアリ。
ひとつ確かなことは、マスター・サウンド盤のマイケルのほうがあきらかに「白い」(笑)。この時期に白色化が始まっていたのかも(爆)。