
で、本日は久しぶりに発見したこれを。実は昨日のネタとこれは関連がありまして、昨日取り上げた某良音本の連載1回目のネタがこれなのです。ワルター/コロンビア交響楽団のマーラー交響曲第1番、の80年代再発盤です。マクルーア氏というひとがプロデューサーでリマスターされたので通称「マクルーア盤」。まあ本で取り上げられているのはCDなんですが、これもマスターは一緒。このシリーズのヴァイナルはそんなに高くないので、見つけたら買うようにしています。(おそらくCDのほうがずっとお高い)本では音質について激賞されていますが、以前聴いたときは「まあキレイな音だね」という程度の印象しかなかったハズなので、現在の再生のリキリョウをはかるのにちょうどいいか、と。さて、その音は・・・
「あの~~まちがって録音会場にきちゃった者なんですが(笑)」なんとナマナマしさ半端ね~(娘によるとイマドキは「パネ~」と略すらしい)です。とくに4楽章の盛り上がるところはグランカッサが、ティンパニが、金管が、ホルンが(ホルンって一応木管なので)鮮明に聴こえてきて、会場の奥行が感じられ、本当に臨場している感覚になります。オケの人数はかなり少ないらしいので、大編成オケのうねるような音はありませんが、オーケストラの鳴りとはこういうことか、というのが快感です。
ちなみに3楽章冒頭にコントラバスの有名なソロがあるのですが、これはうらぶれた感を出す目的だそうで、作曲者は「下手に演奏する」ことを想定していたというのを聞いたことがあるのですが、この演奏は見事な「下手」さです。たぶん現存するプロオケの録音のなかで一番ヘタ(たぶんワザと、ですが)。まさに「ヘタウマ」です(笑)。