
これはかなり以前に、東京は下北沢の中古屋にてGET品。その店は道路に面した路面店で、入口のところから狭い店内にエサ箱やら棚がギッチリつまっていて、したがってレコードもギッチリつまっている店でした。たしかジャズとか黒い系が多く、ロックもありましたが、店の奥のほうに少しだけクラッシクのコーナーも。「一応ここもホッとくか」とクラシックのエサ箱をホリホリしてしばし。このジャケが出てきました。しばし黙考。「これ・・・どっかで見たことが・・・」
数分後に思い出したのは、現在も某オーディオ雑誌に連載されている、評論家氏が優秀だと思う録音をその背景とともに語るエッセイ。そこに少しまえの号で取り上げられていたのです。このエッセイは音そのものよりも録音とかエンジニアとか録音場所などのウンチクがメインで、「この録音は~~教会で、おそらくマイクは3本・・・」みたいな「そこにおったんですか!!」というツッコミを入れてしまいたくなる記事マンサイ(爆)ですが、たいへん参考になります。
そこに取り上げられるということはおそらくスキモノの間では有名な録音なのだろう、と推測し、内容は不明でしたが、2000円を切るナイス・プライスだったので即行GET。おそらく海外買い付けに混ざって入ってくるクラシックを「まあ、これくらいでしょ」と出したのでは。やはりどこでレコードが出てもよいように準備をオコタラないことがカンヨウのようです(笑)。
このレコードはなにはともあれ1曲目の「禿山の一夜」。最初聴いたときには「口あんぐりとぐら」でした(笑)。なにがスゴイって、聴こえないハズの音が・・・(ビョウキではありません。あ、やっぱりビョーキですが)突然ナゾの低音が「ぼ~~」となったり、風がびゅうびゅう吹き出したり・・・上記の本によるとどうも指揮者の「リボウィッツ」氏がRコルサコフ版に「アレンジ」を加えていたようです。おそらくコントラ・ファゴットを加えたり、Rシュトラウスの「アルプス交響曲」に使われるあのデカい福引くじ装置みたいなやつを足していたんですね。63年録音の当時はまだ原典版が発見されていなかったようですが、原典版に通じるオドロオドロしさがたまりません。
モチロン音も秀抜で、これくらい木管がナマナマしい録音はなかなかないでしょう。ハゲヤマがスゴすぎて、展覧会はちょっと目立たないですが、これもよい音です。
裏ジャケを見ると「ハゲヤマと展覧会は、色彩のカレイドスコープや!」という文句がありますが、このタソガレたジャケはいったいなんなんでしょうか・・・