
先日性懲りもなくまた同じアルバムが海外から。ところが開封して盤をながめたときに、いや~~な予感が。バキューム・クリーナーで洗浄したときに恐怖が現実に。「み、み、水たまりが・・・」盤の一部が大きくワープしているため吸いきれず、盤面にクリーニング液が水たまりのように残っている状態・・・これはゼッタイにトレースできんわ・・・と、いうわけで久しぶりにコイツ(↓)の登場です。
これはディスク・フラッターというキカイで、別名「自動ガラスはさみ天日干し機」(爆)。まあそういったことをより安全にやりましょう、というキカイです。この平たい部分にヒーターが入っていて、温めてからヒーターを切ってまっすぐになるよう圧力をかけた状態で冷やす、というまあ単純なしくみなんですが、これがけっこう高いんです・・・あまり長時間加熱するとヴァイナルが溶けてくるため、タイマーは2時間までしかありませんが、今回は溶ける限界ギリギリの4時間半加熱して、1日放置。さて結果は・・・
「なおりました~~」(笑)。少しのこってますが、とりあえずトレースできる状態に。っていうか、再生できんような盤を売りつけるなよ、というカンジですが、説明文で「新品で買ってたものだけど、もうプレーヤーないから再生はわかんないよ~~」と言われたら(笑)。たぶんウソですが(爆)。
で、今回の宮殿は珍しいマトリックスのもの。宮殿のピンク・アイランドはポリドール系の小さいフォントのタイピングのマトリックスで「2&2」「2&3」「2&4」「3&3」などの盤があります(「1&1」は激レア)。で、いわゆる「パーム・ツリー・レーベル」に移行すると両面「4U」というEMI系のマトリックスのものになるのですが、このレーベル・デザインの盤の中に、上記ピンク・アイランドの「2&2」と同じ、レーベルに深溝があるやつがあるのです。これがクセモノで、なんかワケのわからないマトリックスのがあるのです。今回のは「+A2」「+B3」で、B面には「Pecko」サインあり。フォントは例えばジェスロ・タルのファースト・アルバムの赤目玉レーベルにみられるのと一緒のヤツです。これは時期不明なんですが、ジャケットが初期仕様(EJDayロンドン表記あり)なので、ピンク・レーベルとの移行期だろうと思っています。
音は、A面は迫力はあるものの、やや高音がキツく、すごく良いようには思いません。しかしB面はかなり良い!「Pecko」の先入観もあるかもしれませんが(笑)。「ムーンチャイルド」の美しさはヒツゼツにツクシがたしです。2&2よりも透明感があるのかもしれません。
このキカイを購入した頃に地元レコ屋の曲がって商品にならなかった盤を直して差し上げたのが懐かしいですね(笑)。
