イメージ 1
某音楽雑誌の今月の特集が叙情系プログレ名盤だったため、ここ数日プログレにタンデキしています。これは77年発売のアルバム。UKアリスタから発売されていますが、プレスはおそらくEMI。しかも送り溝には「Porky Prime Cut」の文字が。
これは名カッティング・エンジニアといわれるジョージ・ペッカムのサインと言われていますが、この方のサインで有名なのは「Porky」「Pecko」ですね。(ですね、といわれても、という方は、まあそんなもんだと思ってください)これもいろいろ集めていくと「Pecky」とか「Delta Pork」とかなんかバカにされとんかな(笑)、というバリエーションが出現します。余談ですが、一番手に入りやすい「Porky」「Pecko」盤はディープ・パープルの「ライブ・イン・ジャパン」の国内盤です。国内発売のみのつもりで録音されたものの、バンドが演奏や客のノリのよさを気に入って「やっぱり本国でも出すわ~~」とテープを持って行ってしまい、スタンパーが供給される、ということだったようですが・・・あ、それで「Porky Prime Cut」というサインは80年代のライノ再発盤とかヴァージンのWHOの再発盤とかに出現するのですが、これはもっとも初期のような気が。すると「いつごろこのサインに変わったんやろう?」ということが気になるのですが。(え?そんなこと気になるのお前だけだって?)
というわけでこのサインは「良い音のロック」の象徴みたいなものなのですが、これまでこの盤については「いい音だな~~」と思ったことがありませんでした。それはなんとなくもんやりしているというか、すっきりしないというか、とにかく「シャキっとしてない」カンジがしたためなんですが、今回印象がガラリとかわりました。やっぱり、これ良い音です。一番のトクチョウは「細かい音が聞き取れる」ことでしょうか。とにかく録音された音がニュアンスも含めてとてもキレイに再現されていて、バンドが細かくアレンジを構築しているのを生で体験するような感覚がとても面白いです。そしてなによりメロトロン!もっともメロトロンが美しく録音されているアルバムではないでしょうか。そのかわりコンプ感はほとんどないので「迫るバスドラ、炸裂するシンバル」というのはナシ。そのあたりがパッ聴いて「スゴイ!」と思いにくい原因だと思います。
ひとつモンダイは、確かこのアルバム、別売りで12ページくらいのブックレットが付属していたこと。確かCD化されたときにオマケでついていたはずですが、これがまったく手に入らないことです。ま、ワタシは渡辺満里奈の豪華写真集ブックレットで十分ですが(爆)。