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なんだかUKづいてしまいまして、タナからレコ掘り出して聴いております(笑)。右は以前もご紹介した、素晴らしいジャケのジャクソン・ハイツ、左はマクドナルド&ジャイルスです。この2つのレコの共通点は、「有名グループから脱退したメンバーが最初に組んだバンド」というやつでして、リー・ジャクソンはもちろん「ナイス」のベーシスト、マクドナルド&ジャイルスは元キング・クリムゾンです。そしてもう一つの共通点は脱退後にバンドや主要メンバーが結成したバンドとはまったく違う方向性にいったことですね。ジャクソン・ハイツはEL&Pとは似ても似つかぬビートルズ直系のサイケ・ポップ。M&Gも基本的にはジャズ・ロック・テイストの濃いポップスです。世の中、キング・クリムゾンばかり称揚されますが、このアルバムすげーいいんですよ。音質も抜群。2曲目はキン・クリの2枚目収録の「ケイデンスとカスケイド」の元ネタとして知られていますが、腑抜けたゴードン・ハスケルのVo(もまあ味はあるんですが)とは比較にならない良い演奏で、特にMジャイルスさんの裏拍にビシバシ入るハイハットが超タイトで格好よいです。彼の名演といってよいと思います。しかし結局これらのバンドは長続きせず、ジャクソンさんは結局EL&P路線を狙って「レフュジー」を結成するもパトリック・モラーツにYESに逃げられてオシャカ。Mジャイルスさんはセッションなどで活躍するものの70年代後半にフェイド・アウト。唯一マクドナルドさんだけがフォリナーで「産業ロック」の甘い汁にありつくことに成功するわけですが、もちろんこれらのアルバムでの繊細な美意識は皆無でございます。