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本日は久しぶりにこんなレコを。今や結構なレア盤、UK初版のいわゆるピンク・スクロール・レーベルです。これを最初に聴いたのは学生のときで、レコードでは廃盤になっていたのが、はじめてCDで出たころです。当時はヴァージンのシリーズで出ていて、2800円でした。金がない学生なのでどれを優先して買うかをよく吟味してましたが、これは「プログレ名盤」みたいな本で必ず取りあげられているものの、ジャケが正直「キモい」ので後回しにしてフォックストロットとかを先に買っていましたが、最終的には「しょうがないな~~」と買いました。聴いたら、フォックストロットよりもさらに濃厚な世界でビビリました(笑)。まさしく邦題の「怪奇骨董音楽箱」まんまという感じです。日本のレコード会社の担当者も最初聞いたときに同じ感想だったのでしょう。
ところで原題の「ナーサリー・クライム」は怪奇も骨董も音楽箱も全く関係ありません。元々は「ナーサリー・ライム」という言葉があるのですがこれをもじったものです。ナーサリー・ライムは英語圏でいうところの「童謡」なんですが、「ぞうさん、ぞうさん」みたいなのではなくて、いわゆるライム=韻を踏んでているわけです。英語は音の構造が難しい言語なので、幼児期に言葉を獲得する助けの一つとして、同じ「ライム」を持つ言葉をまとめて覚えるというのがあるみたいですが、それを歌でやるわけですね。例えば「fear,tear,pear」みたいな感じです。このような歌でイギリスで有名なのがマザー・グースなわけで、このアルバムの歌詞にはマザー・グースからの引用がかなりあるらしい、ということでタイトルに繋がるんですね~~つまり「ライム」と「クライム」も韻を踏んでるという構造なわけです。ちょっと難しいことを頭が悪いくせに書いてしまいましたが(笑)。まあ、これがイギリス文化というやつのようで。