イメージ 1
このアルバムは1曲目が好きで時々聴いていましたが、本日は更に大音量でプレイ。すると、いつもと違う印象が。なんというか物凄く理知的なのに、暖かい音楽なのです。元々はキーボードのアラン・ゴーウェンさんが中心となって結成されたはずなのに、いざデビューしたら「賛助」みたいになっています。アルバム発売前にはビル・ブルフォードも在籍しており、その頃のデモ音源はもっと現代音楽ですが、このアルバムでは現代音楽的なフレーズが連綿と出てきますがそのまとめ方が絶妙で有機的に音楽が紡がれていきます。作曲のクレジットは1曲がDスチュワート、2曲がAゴーウェン、1曲が両者の共作となっていますが、間違いなくAゴーウェンが全体に渡ってアレンジを行っていると思います。そのように聴いていくとドラムもギターも非常に高度なアレンジメントが施されていて構築的です(ひつこいですが、なのに暖かい!!)。これくらい現代音楽やJAZZを咀嚼したうえで素晴らしい作品を作り得る才能は稀有で、Aゴーウェンはおそらくジョー・サヴィヌルと同レベルで語られるべきかと。しかしAゴーウェンのあまりの天才ぶりに神様が早く演奏を聞きたくなったのか、白血病であっさり亡くなってしまうのでした。単なる「UKカンタベリー・ロック、ジャズ・ロック」という範疇での評価は不当!!珍しく熱く語ってしまいました(反省)。ちなみにこれのUS盤は4曲の長尺曲をラジオでかけやすいように、曲の途中のキリの良いところでばっさりとポーズを入れてるトンデモ盤です(笑)。