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なぜかシベリウスが大好きだったらしいカラヤン。しかしシベリウスが生前評価したのはオーマンディだったりするという一方通行!ま、それはともかくこれは結構いい演奏だと思います。イギリスのオケらしい渋い響きのブラスが秀逸です。3楽章の最後の全奏の和音連打も、芝居がかった大見得一切なしのインテンポですがすがし。ただし、ジャケは頭が角刈りだったら完全にゴルゴ13状態の苦み走ったカラヤンというのが何とも(笑)。刻まれた深いしわはフィヨルドなのでしょうか???(爆)しかし聴きどころは交響曲だけだとちょっと尺が短いための埋め草的な「フィンランディア」。後のカラヤンは冒頭から見事に「大見得」をきってみせますが、ここではまったくなし。ひたすらシブシブのブラスで幕開け。その後も焦ることなくゆっくりと歩を進めていきます。そして後半の旋律部分の素晴らしさ!ひたすらメロディーの息がなが~~~~~~く続いていきますが、これはなかなか他の演奏では聴けない美点です。最後の部分はかな~~り遅くなり、「バーンスタインか?」と思うくらい。シベリウスとして「あり」かどうかは微妙なれども、自分の信じた音楽をやっている感は十分伝わってきます。(って何か上から目線だな~)オリジナルでもそれほど高くないレコードなのでおすすめでございます。