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早くもコメントをいただいている方のブログにお邪魔した際に幻想の記事を見つけましたので、拙ブログにても採り上げてみました。と、いいましてもこちらはアナログのみ。幻想は多分探すとたくさん出てきますが、とりあえずすぐに見つかったのがこの2枚。左は有名なミュンシュ/パリ管のフランス盤、右はアルヘンタ/パリ音楽院管のアメリカ盤(UKプレス)です。偶然オケは同じ(パリ音楽院管が再編されてパリ管になったことは言うまでもなく、って言ってるし・・・)。さて、あまり同じものを長く聴くことを好まないわたくしは、4~5楽章を聴くことがほとんど。
20分ほどで終わるので丁度よいのです。この曲は自分で演奏するとわかるんですが、演奏するのが大層しんどい(笑)。特に4~5楽章で全体の7割くらいのエネルギー持ってかれるので、本当に聴いているのが一番。で、自分が演奏していないのをいいことに「オケがどれくらい本気で弾いとるかな~」と他人事で楽しめる、と。この曲のオケの本気度を測るのに私が勝手に一番良い指標だと思っているのが、5楽章後半に出てくる「コル・レーニョ」です。蛇足で説明しちゃいますが、弓の毛の代わりにサオ(木の部分ですね)で弦をバチバチと叩いて鳴らす特殊奏法なのですが、やっぱり木を打ち付けるので、弓が痛みそうで奏者としては嫌なもんなのです。だから、よっぽど「この演奏だったら、多少弓がいたんでもやったる!」という気概がないと派手に「バチバチ」いかないわけです。この勝手な指標でいくと、ミュンシュ盤は「本気汁たっぷり」でございます(笑)。一方、アルヘンタ盤は「まあ、そこまでやらんでも」という雰囲気が伝わってきます。ということで、やっぱり「ミュンシュ盤は素晴らしい」というありきたりの結論に達するわけで。5楽章の冒頭のあまりの遅さに思わず聴いていてたじろいでしまうのも素敵です。