本当は悪いひと?~~ブルーノ・ワルター【ドボルザーク交響曲第8番】~~ | 「高松のレコ万男」レコヅケのアナロ愚道日記
昨日、今日と演奏会の練習でたっぷり楽器を弾かされて、腕が腱鞘炎寸前です。ベートーベンの田園を演奏したのですが、帰宅してから「復習~~」とワルター/コロンビアの田園を。そのあと、別のレコードを漁っていたら、ぽろっとこれが出てきました。オリジナルかどうかわかりませんが、マトリックスは両面「-1F」です。初期プレスとは思えないくらいのピンピン・ジャケなのであやしい・・・ともあれ聞いてみましたが、とにかく音が凄い!低音がこんなにきれいに録れてるのはびっくりします。また、木管群もライブ状態です。さて演奏ですが、「若い!」の一言。1楽章は終盤に猛烈なアッチェルをかけるなど、よぼよぼの爺さんの面影はみじんもありません。ワルターといえば、某音楽評論家の青年時代に手紙に対して丁寧な返事を送ってきたとか、クレンペラーに遭遇した時にイヤミをさんざんいわれたのに、涼しく受け流していた、とかそういう仏っぽいイメージがありますが、どこかで読んだ記事には、奥さんが亡くなったときに、子ども達は悲しんでいるのに本人だけは「これで愛人と堂々と会える」と言い放った、との逸話が紹介されていました。この演奏はどっちかというとそっち系かな、と思わせる若さギラギラ演奏です。クレンペラーは人格が崩壊しているような逸話に事欠きませんが、クレンペラーのLPを聞いていると演奏は実に「真面目」に聞こえます。楽譜をくそまじめに音像化しているように感じられるのです。それに比べると、ワルターさんの方が遊んでいる風にも聞こえます。まあ、出てきた音楽が面白ければ、それでいいのですが(笑)。しかし、ドボルザークの8番って、いつまで「4番」だったんでしょ~~(疑)。

