
UKオリジナルですが、右がマトリックス両面1U、左が3&4の盤です。以前からほかの人も指摘していることなのですが、後者の方が音があきらかに「でかい」のです。以前はこの音質の差に愕然として、「マト1売っぱらったろうかな」と思っていましたが、そのまま手元に残っていました。そこでふと考えるところがあり、久しぶりに大音量で聴いてみましたが、「やっぱり・・・」。どういうことかといいますと、1曲目の「吹けよ風呼べよ嵐」ですが、マト3&4盤はベースが気持ち悪いくらいドドドドと地を這い、ギターはグウォーンときます。しかし、何というか楽器の音にだけ耳がいくのです。それに比べてマト1Uはベースやギターはそれほど前に出てこないのですが、全体がミックスされて聞こえるのです。他の曲でもこの傾向は顕著で、フォーキーな曲でも、後者はギターがすごく鮮明なのですが、そこがクローズアップされていて、全体の溶け具合はイマイチです。同じようなことは前に「原子心母」でも述べましたが、1U盤は「音楽」を提示しているのかな、と。それに対して3&4盤は「とにかく印象に残る音」を狙っているのかな、と。そう考えていくとやはり音としては「イマイチ」でも、最初に意図された音楽が提示されている、という意味では1U盤が「オリジナル」の資格を有しているのかな、などと考えました。現在は古い名盤のリマスターが盛んですが、果たしてこういう考えでリマスターされているのでしょうか。多分違いますよね~~「2013最新リマスタリング!」って書いてあるCDの音がもわっとしていたら、クレームくるわな~~