
えー、もしあなたがイカ臭いイギリスの70年代の中学生だとして、初めてレコードを買いに行ったとします。いろいろとレコードを見ますが、どれが「名盤」かわかりません。そこで1枚のアルバムを見つけます。ジャケットにはむさくるしい男子3人はともかく、Mホプキン系のフェロモンねえちゃんがいます。裏をみると、なになに・・・「最近のチャートを賑わしているジャンルはハード・ロックだ!このバンドはみんなは知らないかもしんないけど、もう長いキャリアがあってよー、その演奏はまさしくハード・ロックなんだぜ!」と書いてあります。値段もほかのよりちょっと安いし、これを買おう!と買って帰ってわくわくしながら針を落とします・・・すると「うーん。これがハード・ロックかー・・・」なんて騙されるわけないだろ!ジャケから想像してふぃめーるVo入りのサイケ・ハードかと思って買ってみたら、いきなり塩辛いだみ声の男声が・・・しかも演奏は腰が砕けるほどの水準。大学の軽音楽部で、上手い部員がみんな上級生のバンドに引き抜かれて、残ったメンバーで頑張りました的な・・・どう考えても「長いキャリア」はないし、これで長かったらびっくりだよオイ的な・・・これでレーベルがDERAMで69年に出ていたら確実に10万すると思いますが、73年にしてこれはまずい。久しぶりに音楽業界の暗部を見ました。