次男の近視に備えた自身の備忘録として、2021年10月現在まで調べてきた&書いてきたことのまとめ。少し調べれば出てくることばかりで、特に目新しいことはない。
これでもし進行が早かったとしても「やらなかったらもっと悪化してた」という考え方になるので悔いは無し。長男についてはこの体制が本格稼働し始めてまだ2ヶ月弱なので、しばらく続けて様子を見てみたい。
1 オルソケラトロジー
息子の近視治療の要その1。そういえば最近オルソの事しかブログに書いていない気がするくらいの要っぷり。
メガネに比較し遠視性デフォーカスが少ないぶん、近視の進行を4〜5割くらい抑えてくれるっぽい?…この何割抑えてくれるという数字は、何人ものお子様で得られた結果の平均値なので、実際にうちの子にどれほどの効果があるのかは神のみぞ知る。
視力矯正と近視抑制が同時に可能な優れモノ。子供にとって日中を裸眼で過ごせるというメリットは非常に大きい。
親としても、友達と遊んでいる子供を見て、子供の目が悪いことを少しでも忘れられるという精神安定的な効果もある。長男もオルソを気に入っているので、できるだけ長く続けていけたらいいなぁ。
デメリットはレンズのケアや着脱の手間が大きいことと、結構な費用が発生すること。あとたまに寝ている間にレンズがズレて、痛みで起きることもある(今のところオルソ開始してから50日間で1回発生)。子供によっては体質的&気持ち的に着けられない場合もあるし、-4Dまでの近視が良い適応なものが多いので、近視が進行しすぎていると開始すらままならない。また、開始後しばらくしてからアレルギーを発症する場合もある。そもそも子供が小さいと積極的にオルソを進めてくる眼科が少なく門前払いされるパターンも。こうみるとデメリット多いな!!
でも俺的には明確にメリットの方が大きいと感じているので、将来強度近視になりそうなお子様がいたら、是非とも取り組んであげてほしい手法である。もし俺が今の時代に生まれたのであれば、是非ともやってみたかった。
実際にできるかどうかは置いておいて、失敗上等でやってみるだけでも悪いお金の使い方にはならないだろう。次男も近いうちにトライする予定。もっとオルソが近視抑制手法として普及してくれれば孫の代には保険適用になるかも…
2 低濃度アトロピン
息子の近視治療の要その2。オルソと併せて5〜6割くらいの抑制率にならないかな〜と期待しているがはたして。オルソとの併用は、「開始から6ヶ月間または1年間までの効果が大きく、それ以降は効果が低下するかも」という報告があったので最初のうちにしっかり続けていきたい。
点眼するだけで良いので、オルソに比較しすごい楽。欠点は長期的な副作用がよくわからんことと、保険が効かないため、シンガポール産の「マイオピン」の場合は目薬としては非常に高価であること。月に三千円ちょっと+年に何回かの診療費がかかる。もし2人の息子が実施したとすると、目薬だけで年間8万円は要することに。いや、高いな!1%アトロピン自体は安いのにどうしてこうなった。早く安価な国産モノが出て保険適用にならんかな。
幸い、俺の場合は低濃度アトロピンを自家調剤しているところを見つけたので、1ヶ月百円ちょっとで済んでいる。防腐剤フリーなので冷蔵保管が必要だが、長期的に考えると防腐剤が入ってない方が眼には優しいという説も。
通ってる眼科では、通常濃度は0.01%だが、0.02%まで実施可能なので選択肢が増えて良い。最近、マイオピンも0.025%のものが出たそうだ。またしばらくしてから効果があんまりないな〜と感じたら検討するのも良いのかもしれない。
むしろ0.01%は日本人に効果が薄いという話もあるので、濃いのをすぐ開始してしまうという手もあるか?まぁそこら辺を実際どうするかは近日中に出てくるであろう新たな知見を待ちたい。
個人的には、自家調剤アトロピンの最大のメリットは1滴や2滴さすのを失敗しても、タダ同然なので気楽にダバダバ次弾を滴下できることだと感じている。高いものを扱うと神経すり減らす小市民なので助かっている。
また、マイオピンの場合、オルソ続けてしばらく経過したら「効果が低下しているかもしれないのにあまりお金かけるのもな〜」という気持ちになるかもしれない。そういう意味でも、安価な自家調剤の方が続けやすいのではと思う。
3 クロセチン
オルソやアトロピンに比較しエビデンスレベルが低すぎるため、他機関から追試があるまでは本格的に手を出さなくて良いと思われる。
それでも、もし実際に効果があるのだとしたらまさに今しかチャンスがないわけだし、飲むだけで良いというのは非常に楽!お金を気にしないで良いのならばロートクリアビジョンジュニアのEXをポンと買って万事OKなのだけれども、我が家の経済状況で1人あたり月に約三千円は、現状の費用対効果を考えるとやや悪い。
代替として、DHCのクロセチン&カシスを1日1粒飲んでいる。これで1人あたり月千円ちょっとでクロセチン5.5mg/dayが摂取できる計算。効果があるかわからんけどな!
後は、恐らく大丈夫だろうが、長期的摂取により体調に異変がないかどうかについても注意しておきたい。
4 外遊び
ただ外で遊ぶだけというシンプルの極み。
午前中がバイオレットライトが多くて目にはいいようだが、室内で遊ぶことによる近業の増加を抑えるのが主目的なので、特に時間帯は気にせず、出れるときに出ている。
一応、近視抑制効果があると言われる一日2時間以上を遊ぶ事を目安にしているが、子供が外遊び大好きなので結構クリアできている。家の近辺には野外スポットも多いので、そこら辺は田舎でよかったな〜と思う。
秋〜冬はあんまり虫がいないので、これからは散歩やラジコン、ボール遊びがメインになるかな?
親としても、また子供らに外遊びのネタをどんどん提供していきたい。コロナが収束しつつあるので、また遠くの野外施設へGoToするのもいいかもしれない。
…以上、今のところ特に気をつけているのはこの4つ。
今現在も、アトロピンやオルソをはじめとして色々な研究が進んでいるようなので、近いうちにこれらの手法をアップデート、もしくは新たな手段が追加できる事を期待したい。そういえばクボタメガネなんてのもあったな…。アレどうなったんだろ?