こんにちは。
皆様GWいかがお過ごしでしょうか?
前半は天気が良かったので行楽地は大勢の人出があったようですが、仕事に行く身としては高速が渋滞しているので運転だけでグッタりします。
さてさて大坂城界隈の続くにて。
山里曲輪の雁木には転用石でしょうか、なんの説明もないのでわかりませんが〇巳正月とあります。
山里桝形跡。
完成された切込接ぎもきれいですが石垣はやっぱり野面積がいいです。
大坂城で是非観たいものの一つ、隠し曲輪。出入口が狭いので気付きにくく、観光客の方はほとんどがスルーしますが是非。
隠し曲輪は兵を隠すために造られた徳川期の遺構。こういうものを敢えて西国大名に造らせるのが幕府の何とも憎たらしいところ。担当は主に伊予大洲藩の加藤家と但馬出石藩の小出家。
丸に突き出し十字は伊予大洲藩加藤家。
ここではたくさんの刻印を観られるので探して下さい。
ちょっとわかりにくいかと思いますが丸にニ・八は出石藩小出家の刻印です。
有料ゾーンの西の丸にも行ってみました。
こちらは誰もいませんでしたヨ~。
重要文化財の乾櫓。現存のL字型2階櫓は唯一かと。
南、北、西の方向から観ることができたので三方正面の櫓ともいわれています。ちなみに小堀遠州の作事によるものです。
もう一つ、大坂城といえばコレ、という建物がこの焔硝櫓(火薬庫)。他にも何棟かあったようですが、落雷で大爆発を起こしたり、腐食してしまったりと火薬の保管に苦慮したようです。
すべて石造りの耐火、防水倉庫は他には無いかと。
二条城が幕府の西国における政治の拠点ならば、大坂城は軍事拠点なのですね。
大坂城は次にお化粧直しをすることがあれば是非黒塗りにしてほしいものです。
城内はここまで。次回からは日を改めての街散策へ。
こちらは大坂城の南、細川屋敷跡であります。ガラシャさん最期の地でありますな。
最後までありがとうございました。
次回は腹ごしらえをしてから街巡りです。
さすがに足腰にきました。