こんにちは。
幾分か冬らしくなってきましたがまだ日中は暖かい日が続く尾張地方。先日は最高気温25度の最中、久方ぶりに休みを取って山城を散策してきました。
大垣市上石津町にある高木陣屋跡。
大垣市といっても市内からは遠く離れた飛び地、関ケ原の南に位置する上石津町というところです。養老や三重県いなべ市に近いです。
勉強不足にて「高木陣屋」なるものを私は存じませんで、散策前に資料館へ行って知識を叩き込みます。
館内は全て写真撮影禁止なので心のシャッターに刻みます。
高木家は大和の出身で、戦国時代に伊勢を経て美濃駒野、今尾に定住し斎藤道三&織田信長に仕えたのだそうです。
関ケ原では東軍に与し、幕府より水奉行を拝命、幕末までこの地でその任にあたったそうです。参勤交代も義務づけられていたとのこと。
こちらは西高木家の長屋門。嘉永5年の再建だそうです。
他の建築物は未公開なので、今後の整備が待たれます。
高木家は西、東、北と三家に分かれており、西高木家が最大で最も高い位置にあるのです。
鬼瓦がちょんまげみたいで変わっていますネ。
陣屋は河岸段丘上に造られ伊勢街道が陣屋の横を通っています。街道側には見せつけるように石垣が組まれているのです。
高低差もかなりあります。
土塁なども残っていたりして小さいながらも見所満載です。
建物跡にも石垣が残ります。こちらは東高木家の石垣。
石垣の上に犬走が設けてあるのは珍しいかも。
パラダイスであります。
埋門跡もあったりします。
石垣の上から激写。バカと煙は高い所へ登ります。登ってから初めて怖いことに気付くのであります。
高い所にも石垣が残ります。鉢巻石垣なのかわかりませんが高木家に関する文書は国重要文化財に指定されていますので今後の解明が待たれます。
散策中に立て看板を発見。
距離も時間も城の名前も書いてありません。
誘われるままに・・・
最後までありがとうございます。
次回、謎の城へ続きます。