こんにちは。
この頃は、中年のくせに腹が減って米ばかりを食べております。
米が美味くて仕方がないのですよ。
ただ、食べてばかりだと健康を損なうので歩かねばということで久しぶりに城址散策をして参りました。
名古屋市南区の、現在は笠寺小学校になっている星崎城址。
旧鎌倉街道、東海道を抑える重要な拠点に築城されています。
家康ら人質交換が行われた笠寺観音も近くです。
築城は鎌倉時代、南朝の忠臣、山田重忠なる人物と伝わります。戦国時代には織田信秀の家臣、小豆坂七本槍の岡田重善が居城としたようです。
今でも「掘割」や「本城町」などの地名が残っています。
お城の南側には星宮社なる神社があります。
こういった敷地は曲輪跡と推測されますね。
北斗七星でしょうか。
創建時には星崎城内のあたりにあったようですが、信長が星崎城を桶狭間に備えて改修する際移築したのだとか。
棟瓦にも★マークが。御祭神はドロンパか。
江戸時代には隕石が落ちた言い伝えがあるそうです。
外郭の道路。
区画整理されていない緩やかなカーブがいいですね。しかも暗渠に沿っているので堀跡ではないかと思われます。
名鉄本線のあたり。大江川を天然の堀としていたようです。
見えてきました。小高い台地の上にあります。
南側より。
おそらくは大手道かと。
このお寺も曲輪の一部ではないかと勝手に想像して勝手に興奮しております。ズバリのビジュアルも分かりやすくていいのですが、形ないものを頭の中であんなことしてみたり、こんなことしてみたり想像してみるのもまた一興。
城の北側。名古屋市南部の低地にこの起伏は城跡そのもの。
自然の地形なのに、不自然なくらいの高低差はマニア興奮の的であります。
西側。土塁?でしょうか。
かつては海が見える丘であったかと想像できますが、街道と海道の両方に睨みを利かせていたのやもしれませんね。
近くのお寺にありました親鸞様。
仏教関係の学校などでも見かけますが、下手な武将像よりもカッコイイですな。西へ向かって歩こうとされております。
最後までありがとうございます。
現在は小学校ということなので日曜日にウロウロしてきましたが、街中の城跡にしては地形や高低差などが残っていて楽しめました。
*人気の作法シリーズの新刊。
「小判のためならなんでもするがや」という名古屋弁がちょっとイヤですが、地元ではなく、横浜の有隣堂書店で見かけたものですからつい買ってしまいました。歴史の側面が垣間見えて興味深い一冊です。