こんにちは。
天気がいいのでお花見にでも行きたいところですがヤツのせいで自宅謹慎中、早くマスク2枚届かないか首を長くして待ちたいと思います。
さてさて松山城の続きにて。
本丸を避けて北側へ。マニア向け旧国宝三連発であります。
まずは搦手の紫竹門。
脇戸付きの高麗門で続く西塀、東塀と鉄壁の防備となっております。
門をくぐって見上げると狭間が狙っております。
気付きにくいのですが重要なのは様の角度。
単純に塀に真っ直ぐ穴を開けるのではなく、約45度くらい下向きになっている点をお見逃しなく。
真っ直ぐに穴を開けてしまうと遠くの敵しか見えませんからね。
覗いてみるとこんな感じ。
すぐ眼下の敵も見えるように造られているのです。
続きまして乾門東続櫓。
再建されて重要文化財となっておりますが明治の初めに取り壊されてしまったのが残念。
明治初期の大火って怪しいものも多いのでは?失火とはいいますが付け火の可能性も否定できません。
そして乾門。
この門が素晴らしいのは門の内側の材木に手斧削りの跡が見られることです。城内の梁などに見られることはありますが、門の柱や梁に施されているのは珍しいと思います。
枡形になっているので門をくぐったら最期。
城好きのDJ、クリス・グレンさんは桝形を「デス・ボックス」と訳しています。
乾門の外側。
石落とし、狭間、防犯カメラの鉄壁防御。
本丸を北側より。
美しくもあり、たくましくもあり、といったところでしょうか。
人の気配が無い北側へ吸い込まれます。
うかうか歩いていると上から石でも落されそうですな。
名古屋城天守の石垣にも匹敵する反りであります。
加藤繋がりか。
横矢。
屏風折れ。
もうありとあらゆるお城のエッセンスが詰まった教科書的な存在です。
ここまでありがとうございます。
次回に続く。
*庭の梅の木をよ~く見たら小さい実が生っていました。
たくさん実をつけてくれたらたくさんご褒美をあげたいと思うのです。
毛虫に負けるな!