こんにちは!
今日は城や戦跡から離れてお寺をご紹介します。
日曜日に京都で用事があったので帰りにJR京都駅に程近い(徒歩20分くらい)東寺へ行って参りました。
ただ・・・わかってはいたのですが・・・
この時期の京都は、紅葉のライトアップ、京都国立博物館の国宝展が重なってただでさえも観光客が多いのに、日曜日で「更に倍!」的な感じでたくさんの人、人、人・・・
18時前に慶賀門に着きましたが既にチラホラ人が。「18時30より受付でーす‼」の声で開門したところ急に長蛇の列に。
早く行ったので前から10人目くらいでした。よかった・・・。早速、カメラを夜景手持ちモードにして突撃です。
待つ間少し寒かったです。やはり夜は冷えます。
ここで簡単に東寺の歴史について。
創建は796年、桓武天皇によって始まったとされ、823年に嵯峨天皇より空海へ下賜されたといいます。
平安京の正門である羅城門の東にあったので東寺といい、西寺と対をなしていましたが、西寺は戦国時代に立地条件がよくなかったことから次第に自然消滅的に衰退していったそうです。(そんなことってあるのでしょうか?)
現在、西寺は跡地のみが残りますがこの東寺は何度も戦火、火災に合いながら時の権力者や民衆の力で現代に時の流れを留めています。
真言宗の総本山で教王護国寺ともいい、いくつかの伽藍を合わせて東寺といいます。
ほとんどが国宝と重要文化財からなり世界遺産にも指定されていますので海外からも多くの方が訪れます。
以降は美しい風景をお楽しみください。コメントは最小限に控えます。手抜きではございません。
こちらは徳川家光によって寄進された五重塔(国宝)です。内部は通常公開されていません。
美しいにも程があります。
水面に映る紅葉が幻想的です。
昔の人は松明で観賞したのでしょうか。
綺麗すぎて声を失います。
こちらは金堂(国宝)です。1603年に豊臣秀頼が片桐且元に命じて再興させたものと伝わります。
内部は拝観できますが写真は不可です。マナーを守っていない方がたまにいますが御仏の御前で恥ずかしいと思います。
内部は中央に薬師如来、両脇に日光菩薩、月光菩薩が並び、如来様の台座には十二神将が彫られています。
(如来様が大きくて圧倒されます。)
お寺は修行の場なのでお賽銭はお金を捨てる訓練なのだと聞いたことがあります。私もノールックで小銭を数枚賽銭箱に入れて手を合わせました。しかしながら¥500円は掴んでないよなーと思いながら指先に神経を集中させてしまうあたり煩悩の塊ですね。御仏もあきれておられることかと・・・
こちらは講堂(重要文化財)で1491年に再建されたものです。
内部は大日如来を中心に阿弥陀如来、宝生如来など5体、金剛菩薩など5体、不動明王など5体、多聞天など6体が並んでいます。
これらの16体が国宝に指定されています。こちらも写真は不可です。
こちらは経典などを保管していた宝蔵です。創建か再建かはっきりしないところがあるようですが創建時の建物に近いそうです。
もう一つあったそうですが戦火で焼失してしまったとのことです。
内覧はできません。
全体的にはこんな感じです。
如何でしたでしょうか。本来は昼間に下見してからの方が見落としなどがないのですが時間に限りがありますゆえに。
ところで、帰りにカメラをしまおうとして気づきましたがカメラの入れ物をどこかで落としたようです。
帰りは裸のままカメラを持ってきました。
落としたのだとすると「もう一度来なさい」という御仏の思し召しだと受け止め、再度探索に行って参ります。
できれば平日の方がいいですね。
でもすごく清々しい気持ちになりましたのでたまにはお寺に行って手を合わせることも必要だと感じました。
生かされていることに感謝です。
ここまでありがとうございました。
ではまた次回をお楽しみに