名古屋城 本丸御殿 | 散策侍

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様々な歴史建造物を建築目線で再確認するブログです。たまに美味しいものなども・・・

こんにちは!爆  笑 早いもので今年もあと二か月。

年々月日が過ぎるを早く感じるようになっておりますが歳のせいでしょうか?今後も仕事、趣味共に大いに張り切りって参る所存です。

そんなわけで?今日は名古屋城本丸御殿をご紹介します。

 

今更名古屋城かと思われるかもしれませんが、じっくり観ると案外色々な発見があってそれなりに楽しいです。グッ

 

自宅からは下道を走って車で30分~40分くらいなのでお手軽です。

地元なので子供のころから何度か来ておりますがマニア目線で来るのは3回目になります。

 

 

下矢印ちょうど菊展を開催しておりました。私の祖父も盆栽や花が好きで出展したことがあるそうです。合格

 

 

下矢印10年前の自分なら足を止めることはなかったと思いますが、歳をとったせいか花が綺麗だと思うようになりました。ニヤリ

 

 

 

下矢印盆栽も見事なものです。海外の方も多く見受けられましたが大変人気のようで皆さん並んで写真を撮っていました。カメラ

 

 

下矢印こちらは名古屋城に現存する東南隅櫓で、重要文化財です。

通常内部には入ることが出来ませんが特別公開日がありますのでその時は入城可能です。

名古屋城は国宝第一号でしたが惜しくも名古屋空襲で木造天守や本丸御殿などが焼かれてしまい、その後天守閣は鉄筋コンクリートで再建されましたが現在は耐震性が疑問視され木造で建て替えると河村市長が意気込んでいますね。

 

 

下矢印こちらも現存する表二之門です。補強の鉄骨枠がはめ込まれているのがわかりますがやはり老朽化しています。

 

 

下矢印門の屋根瓦などはだいぶ傷んでいますね。台風の時心配です。

 

 

下矢印門の様式は高麗門です。高麗門というものの日本固有の門形式です。

 

 

下矢印門柱は腐れ防止のため石で根継ぎされています。

 

 

下矢印こちらは現在建築中の本丸御殿の横の石垣です。

天下普請にて全国から大名がやってきてそれぞれに担当部署に分かれますので石に印を刻むことで自己主張をしています。サーチ

 

下矢印本丸御殿正面の車寄せです。総桧造りにて現在建築中ですが一部入城可能ですので内覧しました。

 

 

下矢印空襲で焼ける前の名古屋城の写真です。手前の建物が本丸御殿です。二条城の本丸御殿と並び称されるほど絢爛豪華な様式と格式だったそうです。

 

 

廊下です。もちろん総桧造りでいい匂いがします。建具や木部には触ることができませんので注意して下さい。所々に係員がいますので注意されます。写真はフラッシュを焚かなければ撮影可ですがたまにフラッシュ撮影している方がいます。ハッ襖絵や障子は光で焼けてしまうので文化財保持のためにもマナーは守りましょう!

 

 

下矢印しばらく内部の様子を。当時の写真や書類などから忠実に再現されているそうです。部屋の敷居から80センチ程に柵があるため近寄って撮ることはできませんので望遠を多用しています。カメラ

 

 

下矢印当時は本物の虎を見た人が少なく想像や他の書物を真似て描くことがほとんどだったそうです。トラ

 

 

 

 

下矢印こちらは対面所の二重折上げ小組格天井といいます。非常に格式が高い建築様式です。ポーン

 

 

こちらは麝香猫(ジャコウネコ)です。あまりなじみのない猫ですが当時はこのいい香りがするネコが襖絵などには描かれています。肛門からの分泌液が香水の原料になったりしたそうですが今はワシントン条約で取引が禁止されています。色々な種類がいるそうですが動物園で見物できます。猫

 

 

下矢印柱は礎石の上に建てられています。ただ補強方法や地盤整備にて耐震基準をクリアーするようになっているのでしょう。

 

 

中堀の石垣です。草刈をしていましたが命懸けですね。ご苦労様です。拍手

 

 

下矢印中堀に沿って歩いてみます。走る人地元のくせに初めての体験で、いい年したオヤジが少しドキドキしています。

名古屋城は総構城郭(そうがまえ)といって内堀、中堀、外堀と三重の堀に囲まれその中に町や寺社があり外堀の内側で一つの政庁と都市機能を成していました。他には江戸城金沢城、大阪城総構城郭です。

 

 

下矢印よく見る名古屋城の風景です。カメラ

 

 

下矢印現存する重要文化財の西北隅櫓です。

清州櫓なんて言われていましたが最近の研究で清州から移築したものではないことが判明。びっくり

歴史は変わるものです。メモ

 

 

下矢印北側の内堀です。こうしてみると結構広いのですね。

一時、外来種のアリゲーターガーが捕獲され騒ぎとなりましたね。

 

 

下矢印石垣の上に見える丸い穴の空いた部分が有名な南蛮たたき塀です。城内からも見学できますが今回は敢えて城外から見ます。

実はこの塀は非常に特殊なもので名古屋城でしか見ることが出来ませんビックリマーク

砂、砂利、石灰、種油を混ぜて作った三和土(たたき)を塀にして、防御と並行して鉄砲狭間から攻撃できるようにしてあります。

昔のコンクリートのようなもので非常に頑丈なため空襲にも耐え、このように現存しています。

結構歩きました・・・ショボーン

 

 

下矢印歩き始めたことを少し後悔しながら再び城内へ戻り少し気になった場所へ。いつのまにかお土産屋さんができてました。

 

 

下矢印バカ渋!

和風小物は使わないくせに大好きなので和タオルを購入しました。

右は有松絞です。もちろん綿100%の日本製です。グッド!

おそらく家のどこかにしまわれてそのままになるのでしょう・・・キョロキョロ

 

 

下矢印現在工事中ですがもうすぐ完成予定です。今日の朝刊に協賛店が載っていましたよ。絶対混雑しますネ。

いよいよ名古屋市も観光都市の創り方が分かってきたようで・・・口笛

 

 

如何でしたでしょうか?名古屋城は広いので数回に分けて散策したいと思います。外堀や土塁、南側も歩いてみたいのでまたいつか(笑)

 

次回はどこにしようか考え中ですのでお楽しみに。バイバイ