ほら来た、小泉進次郎 リベラル派の本領発揮! | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 小泉進次郎氏が自民党総裁選への出馬を宣言し、そこでびっくりするような発言が飛び出しました。

 

 「選択的」夫婦別姓を推進していくとの考えを明確にしたのです。

 

 ここで何度も書いている通り、夫婦別姓=親子別姓=兄弟別姓となり「家族」としての旗印である名字の意味を喪失させます。そしてその次に来るのは、家族としての戸籍の破壊、個人の戸籍が重要視されるようになり、結局は戸籍制度の崩壊につながるのです。

 

 家族連名の戸籍だと、その関係性がすぐにわかるので、なりすましで別の人がその日本人の戸籍を悪用しようと思っても、すぐに見つけ出すことができますが、一人一人独立していたら、そこだけを取り換えてもわからない状況となります。

 

 つまり、誰にとって有効かということがよくわかると思います。日本人になりすましをしたい人にとっては戸籍の存在はとても大きな障害となっているからです。

 

 では、我々普通の日本人にとってその夫婦別姓をしなければならない意味は何でしょう?

 

 どんな障害があって、どんな不都合があるのでしょうか?

 

 普通、制度や仕組みを変える場合には使っている人たちの不便さや不都合など変えなければならない理由があるはずです。

 

 でも、現行制度にはどれだけの不便さや不都合があるのでしょう?

 

 結婚した女性又は男性が相手の姓を名乗る場合でも、社会的には旧姓使用が認められているので何の不都合もありません。これは高市さんが総務大臣をしている時にすべて洗い出して通達で使用を可能にしています。

 

 この夫婦別姓の行きつくところは、個人主義の増長であり、「和を以て貴しとなす」が信条の日本人とは相いれないものであります。

 

 これを臆面もなく、多様性の社会にするために「選択的」夫婦別姓を取り入れるという小泉進次郎はこの「多様性」という意味を十分に理解していない浅はかな知見しか持ち合わせのない人であることがわかります。

 

 多様性とは相手の個性を認めるが、自分の個性も認めてもらい、共存共栄を図ることであり、もっと簡単に言うと「自分らしさを保ちながら、相手らしさも尊重すること」であり、自分らしらを捨てて相手に合わせることではないのです。

 

 日本の戸籍制度は世界に類を見ないほどの精密な制度であり、スパイ防止法などのない日本でこの戸籍があるからある程度の侵略を防いでいるといっても過言ではないのです。

 

 アメリカでは、新しい人生を始めようとして他の州に行き、新しい名前で登録をすれば普通の人では追跡できないようになっています。

 

 ほかの国でも日本のような戸籍制度が作りたいのですが、作れないのが現状です。

 

 日本の戸籍制度は江戸時代から始まった檀家制度などを基に明治になって整備されました。これを構築するために数百年の時を経ているのです。簡単にはできませんよね。

 

 そして国家の最小単位は過程にあるのです。個人主義を増長させたために、どこにも居場所がなくなって自殺する若者が増えているのです。ちゃんと家族との絆を保っていれば、一番困ったときには家族のもとに変えればいいのに、それを自分で壊してしまっているのです。

 

 それが東横キッズになったり、ホームレスになったりするのです。

 

 どれだけ多くの人が打ちひしがれて家族のもとに帰り、そして再起していったことか。

 

 でも、変えるべき家庭を捨てた人にはどこにも帰る場所や居場所がなく、自殺に走ってしまうのです。家庭を捨てるということは自分の帰るべき場所を捨てるのですから、自業自得と言えるでしょう。でも、それを国家が制度として推進するようにしていいのか?という疑問がこの「選択的」夫婦別姓の導入にあると思います。

 

 導入する必要性がありません。

 

 これが必要とする人は、なぜこれを導入しなければならないほどの現行制度に問題があるのかを証明してほしいと思います。

 

 皆さんも容易に「あなたは「選択的」夫婦別姓に賛成ですか?反対ですか?」という質問には答えないでください。

 

 質問者に「現行制度にどのような問題点があるのですか?」と聞くのが最初だと思います。

 

 

 ともかく小泉進次郎氏は自分の主張をきちんと公にしてくれたことに感謝します。これで国民、自民党党員が小泉進次郎を選んだら、この夫婦別姓に賛成したのと同じになるのですから。