自民離れを決定づけさせたLGBT理解増進法 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 盟友門田隆将氏と電話で話していたら、自民党の議員数人から「テレビであれだけ裏金問題をされると本当に苦しい」という声を拾ってきたそうです。

 

 門田氏は「問題はそこじゃないだろう」というけど、議員先生たちにはピンとこない様子。もう本当に自民党はだめかもしれないと思ったと語っておられました。今では自民党のほとんどが親中で公明党からがっちりと抑えられている状況です。

 

 だから「高市早苗しかいない」と力説しても、親中議員にはどこ吹く風か、CHINAと相対する高市は困るという始末。

 

 今私たちがやっている高市早苗氏を総理にするというムーブメントは燎原の炎のごとくそれも維新の時と同じように西から燃え広がってきていますが、本丸にいる自民党議員がこの体たらくでは本当に大丈夫かという心配でいっぱいです。

 

 裏金問題が自民党の岩盤支持層が離れていった原因でしょうか?

 

 LGBT理解増進法の成立を自民党の有志達が自分が冷や飯を食う覚悟で体を張って止めていたら、岩盤支持層は決して見放さなかったでしょう。あの時点で離れているのですから、「裏金問題」をとやかく言われても全く関係のなかった問題です。

 

 政治資金には税金がかかりません。だから政治資金としてきちんと帳簿に付け、そこから支出しておれば何も問題がなかったのです。それを怠ったことは問題ですが、ちゃんと記入してしまえばそれで済む問題でした。

 

 でも、すでに岩盤支持層が離れていたので、誰も擁護しなかったのです。そこにどうして気づかないのでしょうか?

 

 また稲田朋美議員は、「LGBT法案は理念法だから実生活には何の問題も生じません」と言っていましたが、昨日もまた性別変更の際に性転換手術はその要件から外されました。

 

 生殖能力を失っているのかどうか外見ではわからない状況下でも性別変更を認めるという判例が下りたのです。

 

 こうやって「庇を貸して母屋を取られる」案件がどんどん出てきています。昨年ですよ、この法律ができたのは。でも、司法の世界では左巻き蟻地獄にどんどんと落ちて行っています。なぜならそこに「LGBT理解増進法」という根拠ができたから。

 

 これを多くの保守論壇やその支持者たちは懸念していたのです。それがどんどん現実化されていっています。

 

 近い将来、性自認によって、つまり「私は体は男だけど心は女よ」という変態が堂々と女湯に入ったり女子トイレにはいったりして普通の女性の安全を脅かす事態になることでしょう。そしてそれを事前に「お前は男だろう」と言って止めると差別と認定され、そのころには罰則規定ができていることでしょう。

 

 「十人十色」という言葉があるように、人それぞれすべて違うのです。この世に誰一人として同じ人は存在しません。

 

 ただ大きく分けるならば、陰と陽があるように女と男という生物学上の区別が存在し、それを分けてきて社会が成立してきました。

 

 歴史的に見れば、それが一番おおらかだったのは日本であり、江戸時代の銭湯は脱衣所は別々ですが、柘榴口(ざくろぐち)をくぐって中に入ると薄暗く湯舟は一つだけでした。でも、それを性的な目や好奇な目で見ることは野暮とされ、人々は横目でちらちらと美人の裸を見たでしょうが、じぃーと見る人は誰もいなかったと言われています。

 

 万葉集にも載っている別府温泉にはいくつかの混浴温泉が残っていますが、初めはドキドキワクワクしますが、しばらくするとそれが当たり前の風景になってきて気にならなくなってきます。

 

 ババアばかりだから?いえいえ若い女性も入ってくるのですよ、私が行ったときはイギリスの金髪の若い女性が入ってきて、しばらくお話ししていました。その時は濡れタオルでお互い前を隠していましたが、その前にお湯につかる際にばっちりと見ていたのです。ただメガネをかけていなかったので、自然のモザイクが掛かっていましたが・・・。

 

 混浴温泉がすべての男性の願望だといっても過言ではないでしょう。

 

 でも、娘や妻が他人の男性の視線にさらされるとなったら別問題になってきます。一人の男から、父になり夫となるからです。

 

 ここでも「十人十色」が出てきますね。一人の人間の中にもいろんな顔が存在するのです。

 

 だからいろいろ違いを言っていたらきりがないので、大きく生物学的に男と女と分けただけです。

 

 で、これが現実的な脅威となって表れてきました。こういう判例を作るために、左巻きはこの人ならしょうがないねというような人を探し出して裁判を支援するのです。一つでも判例があるととても強くなるからです。そしてその時になくてはならないのが根拠になる法律であり、それがLGBT理解増進法の成立を急がせた理由なのです。

 

 こんなの必要ですか?という問いに多くの人や議員さんも疑問を持ってきました。

 

 でも議員さんが公に反対できないように杉田水脈先生をいけにえにしてマスコミで昔のことを持ち出してつるし上げましたね。あれで他の議員たちがビビって何も言わなくなりました。

 

 杉田水脈先生はあれだけ叩かれても頑張れる強い心の持ち主です。でも、内面はナイーブでとてもかわいらしいチャーミングな女性なのです。一緒に話したり、食事をすればするほどその魅力に惹かれていきます。年を聞いてびっくりしますが・・・。

 

 私の主催する博多井上組(門田隆将命名)にも何度も来ていただいていますが、この時はすぐに60人を超えるので人数制限をして皆に恨まれています。やはり常連を優先しなければならないですから。6月にも一緒に宴会しました。

 

 ていうか、次で13回目になるのですが、あっという間に50名を超えるので、最近は数を控えめにするようにしています。

 

 話を元に戻すと、杉田水脈先生がマスコミから叩かれている時に、自民党の執行部は誰も助けることをしませんでした。集中砲火を浴びているのに見殺しにしてきました。あの頃から岸田文雄の人間性に疑問を持ち始めたのです。

 

 安倍さんが辞任したすぐの総裁選に岸田文雄が総裁候補としてテレビに出た時に、総理になって何もすることを明言できなかったのを見て、「こいつバカッ!?」と飛鳥スティングレイのように叫んだことがありますが、今でもその思いは変わっていません。

 

 何も考えていないから厚顔無恥な発言や態度がとれるんだと思うのです。

 

 そしてほんの一握りの議員しか反対表明をせずにあの法案が成立しました。この時に自民党の岩盤支持層が岸田自民党を見限ったのです。一刻も早く退陣を表明してほしいと思っております。

 

 次の総理には見直しを指示してもらい、もう一度国民の声を聴いてこの法律が本当に必要なのかどうかを問い、議論すべきです。

 

 なぜこんなことを言っているのか?

 

 選択的夫婦別姓も同じようなことだからです。「私はしないけどしたい人はすれば?」という無責任な考え方が、結婚というものの考え方、家族という概念を、そして戸籍制度という世界に誇れる制度を守ることになるのです。

 

 名前って大事です。姓は家を表し、名は本人を表します。子供に名前を付けるとき、男の子は姓名の字画を重視してつけました。女の子の名前は、姓名よりも名だけの字画を大事にして付けました。

 

 多くの若い人が字画のことなど考えずにきらきらネームでつける傾向があり、以前子供会の名簿をもらったときに、その半数がきらきらネームで四分の一はパソコンでその漢字を出すのが大変だったことがあります。

 

 これも「選択的」といういかにも一般受けするようにしていますが、これには子供目線が全くなく、家庭崩壊、戸籍制度の崩壊を狙っている左巻きの罠です。

 

 岸田自民党はまんまとその罠にはまってしまいました。これが自民党の崩壊の第一歩でした。そこを認識せずに、岸田の政敵である旧安倍派(親台派)を潰して、党内で優位性を保とうとしましたが、結局日本どころか、自分の政権も守れないようになっていますね。

 

 なぜこんなに自民党の岩盤支持層が離れたのかを自民党議員が理解しないと本当に自民党政権はなくなります。かといって託せる野党がないのも問題です。

 

 だから最後の望みとして高市早苗さんを推しているのです。よろしくお願いします。