ふざけるのもいい加減にしろ!東京都知事選 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 今朝のニュースを見て、びっくりしました。東京都知事選挙の立候補者が56人と過去最高、そのうちN党から24人も出すという狂気です。

 

 そして許せないのは、掲示板のスペースを第三者に購入させて自己アピールのために使っているということです。

 

 あの掲示板は、立候補者が自分の立候補を有権者に告知するための重要なものなので、東京都知事選挙だと1万3千を超える掲示板が税金で設置されているのです。

 

>>>引用開始

 

 NHKから国民を守る党(NHK党)党首の立花孝志氏はX(旧ツイッター)で「ぱんちゃんレナ選手は立候補していません!」(原文まま)と投稿し、ぱんちゃんのポスターが掲出されている掲示板の写真を複数アップした。立花氏はこれまでに、団体に寄付すると都知事選の掲示板に寄付者の望むポスターを張るプランを公言しており、Xプロフィルにも「東京都知事選挙に24名を立候補させます!ポスター掲示場を1箇所【24枚】25,000円~の寄付で貼って頂けます!」と告知している。また、新宿・都庁付近の掲示板などでは同日、立花氏とそれぞれの立候補者が写るポスターが掲示された。

 

>>>引用終わり

 

 このように立候補もしていない人がポスターを張る権利を買っているのです。立花孝志は転売屋に成り下がっています。

 

 公職選挙法にはそういうことをしてはいけないと書いてないからと立花党首は言っていますが、それでいいのでしょうか?

 

 都知事選の供託金は300万円ですが、N国党は24×300万=7200万を払っていますが、お金さえ払えば何でもできるというものではないと思います。

 

 一か所25000円×13000か所=3億2500万になります。全部はないとしても、これで供託金を賄える計算になりますね。

 

 立花孝志はとても頭のいい人だと思いますが、姑息です。日本人として矜持が見当たりませんね。

 

 東京15区の補選で、つばさの党が執拗に他の候補者の選挙カーを追い回したり、演説を妨害するような行為をして逮捕されましたが、こういう行為をすること自体、選挙というものを冒とくしていると思います。

 

 まあ、選挙の中身を知れば知るほど素人では太刀打ちできないとわかるのですが、これらの行為はあまりにも卑劣で国民を馬鹿にしていると思います。というのも、一般人が選挙に出ても組織票を持つところには敵わないのです。

 

 どんなに草の根で活動して一票ずつ集めても、ごそっと入る組織票には敵わないのです。

 

 どんなにネットで支持者を集めてもよほど有名にならないと投票行動には移してもらえません。

 

 やはり大勢の人を使って人海戦術をとり、50票、1000票とまとまって取れるところのバックがないと福岡市の市議選挙でも難しいのです。

 

 国会議員は、県会議員の票をどれだけ取り込めるかによって決まります。その県会議員は市会議員の票をどれだけ取り込めるかによって決まります。だから長年県会議員をしている人が若手の国会議員よりも威張っているケースが散見されるのです。

 

 選挙改革をする場合は、地方議員は3選までというルールを確立していかないと利権を取り込む現在の選挙制度では改革はできないでしょう。その代わり国会議員や首長は地方議員をしなければ、立候補できないとするのです。

 

 地方議員の経験もなく、親の七光りで国会議員になっている人がただの政党の一票でしかないという現実をよく見ます。何も勉強しておらず、確固たる国家観も持ち合わせていないのです。ベテランの県議に舐められるはずです。

 

 地方議員も経験しないで首長になって何ができるのでしょう。仕組みを知ってそれを破りそこから離れていくという「守破離」ができないときちんとした経営はできないと思います。

 

 この事例を見ても日本国は曲がり角に来ていると思います。

 

 いろんな制度を見直していかねばならない時期に来ています。

 

 こんなふざけた選挙戦を展開する人たちは許せませんね。