君が代を卒業式と入学式で歌いたくないと強く主張する親子 | 井上政典のブログ

井上政典のブログ

 歴史を通じて未来を見よう。

 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 京都市立小学校の卒業式や中学校の入学式で、ある親子が「君が代」を歌わせないでと、永田町の文科省の役人に申し入れました。その仲介役は共産党の参議院議員だそうです。

 

 以前はこういう主張が全国でされ、多くの人がそれに賛同していた時代があります。

 

 それは、「君が代」は天皇崇拝の歌とか、軍国主義の象徴とか、戦後共産党・社会党をはじめとする左巻きが日教組を使って大宣伝をやったためでした。

 

 だから日の丸を見ると内心、心が和み、落ち着くのですが、それを表で言えない時代が長く続きました。

 

 国歌「君が代」も、大声で歌うことはなかなか勇気のいることでした。だって大人がだれも歌わないのですから。

 

 個人的にその考えを変えたのは、19歳の時にアメリカ一人旅をしていた時です。グレイハウンドバスの一か月乗り放題のアメリパスを使ってアメリカを旅していたのですが、1976年当時、アメリカの南部にはほとんど日本人がいませんでした。

 

 一人旅ですし、2週間もたっていたので、だんだんホームシックにかかっていました。見る夢は日本に帰って友達にアメリカの話をしている夢ばかりでした。たまたまテキサス州で熱が出てうなされていて目が覚めた時、まだ古郷から遠いアメリカにいる現実を知って、とても悲しくなった経験があります。

 

 日本語をしゃべる機会など全くなく、すべて周りは外人だらけ、英語を使うのもおっくうになっている時でした。

 

 それでも歩みを止めるわけにはいきません。

 

 そんな時、ダラスというケネディ大統領が暗殺された都市に行くと、デパートの建物の周りに各国の大きな国旗が並んでいたのです。

 

 そこで目にした日の丸はとても鮮やかで美しいものだったと今でも鮮烈に記憶に残っています。そしてその日の丸を見た瞬間、自分は日本国民であることを自覚し、誇りを持つようになったのです。とても衝撃的な出来事でした。

 

 その後、惰性のように歌っていた国歌「君が代」もきちんと意味を調べて歌うようになりました。

 

 約50年ほど前です。国歌斉唱と言われてもだれも声を出して歌う人はいませんでした。でも、私は勇気を振り絞って声を出して歌ったのです。すると、一人また一人と声を出して一緒に歌ってくれました。目と目が自然と合うと、昔からの知り合いのような感覚に陥るのです。

 

 それが楽しくなってどんなときにも大きな声で歌うようにしてきました。

 

 時代が移り変わって「君が代」はスポーツ観戦の場で歌われるようになりました。サッカーの試合や野球の試合でも君が代が流れると皆が起立して大きな声で歌うようになってきました。

 

 多くの方がご存じのように日の丸が市民権を得たのは、サッカーの国際試合からでした。当時のナショナルチームのユニフォームには日の丸がなかったのです。それに対し、ブラジルから日本人に帰化したラモスが異を唱え、「俺たちは日本を代表して戦うのに、どうしてユニフォームに国旗がないんだ。国旗をつけて堂々と戦おう」と言い始め、柱谷やカズも同意し、日本代表選手のユニフォームに国旗がつけられました。

 

 すると会場でもフェイスペイントに日の丸をほっぺたに書いて応援する人が続出し、日の丸をつけて応援するのが当たり前になったのです。

 

 そして国際試合の時には必ず両国の国歌斉唱がありますが、大きな声で国歌を歌う人が増え、その一体感が会場を包み、選手と応援団が一枚岩になる瞬間を多くの若者が経験するようになり、前述のおバカな発言をする人が激減しました。

 

 以前は普通の新聞がこういう時は取り上げていたのですが、どこも取り上げなくなりました。今回珍しいなと思ってみるとなんとこの記事は「しんぶん赤旗」です。やはりこの新聞は全く読む価値のない新聞だということがわかりますね。

 

 この親子の名前は、田花結希子アイリーンさん(13歳)と母親の水谷麻里子キャロラインさん(48歳)で、国籍も夫婦別姓をしているのか、親子の苗字も違います。筋金入りだということがわかりますね。

 

 君が代や日の丸に対して敬意を払えない人たちは、他国の国旗や国歌に対してもそうなのでしょうか?

 

 天皇が戦争責任を取らないから日の丸が嫌だと言っているようですが、こういう人につける薬はないですね。

 

 ただ救いは、こういう発言をする人を見て普通の日本人が「ばかじゃないの」と普通に思うようになったことです。

 

 そうなんです、国民が自国の国歌や国旗を誇りに思うことは当たり前のことなのです。

 

 この人たちが自分の主張ができるのはとても素晴らしいことですね。これをロシアやCHINAでやってみてください。いったいどうなるのか?ここの読者の方は全員が即答できますよね。

 

 今自分たちの自由や権利を当たり前と思っていること自体がこの人たちの気づきを遅らせているのです。この自由もこの権利も日本という国家がとてもよく機能しているからだということを理解せねばなりません。

 

 戦争は日本が仕掛けなければ起きないと本気で思っているおバカさんがいます。だから私は左巻きと呼んでいるのですが、高性能な戦闘機や軍艦や戦車が開発できるのは、それだけの技術があるから。そしてそれを作ることができるお金もあるからです。

 

 しかし、少量では最近の兵器はとても高価で精密になってきていますから、共同開発をしなければならないようになってきています。それをしないとどうなるか?

 

 仮想敵国との戦力バランスが乱れ、他国が日本にあだなす可能性が高くなるのです。つまり国民の生命財産が脅かされる事態が近くなるのです。

 

 それを防ぐためにもロシアやCHINAが侵略に二の足を踏むようにしなければなりません。だから国防力を高めなければならないのです。

 

 皆が兵器を持たなければ安心した国際社会ができるという理想があります。それも一理ありますね。そう思う人は、まずロシアやCHINAを説得してください。

 

 そして北朝鮮に拉致被害者や特定失踪者を即時全員返還するように説得してください。それができたなら、私も喜んで戦争のない世界の住人になりますよ。