8月15日 終戦の日に寄せて | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 77年前、昭和天皇はレコード盤に録音した玉音で全国民に日本が無条件降伏を受け入れた旨を正午に放送しました。

 

 この時、陸軍の戦争継続派の陸軍将校たちがこの玉音が吹き込まれたレコード盤を奪おうと必死になる所を描いた映画「日本のいちばん長い日(1967年制作)をぜひご覧になってほしいですね。

 

 2015年にも制作されましたが、役者の重厚な配置や緊迫感などどれをとっても1967年の方が数段出来が良かったと思います。

 

 

 当時、天皇がご聖断されたことは、当時の大日本帝国憲法違反でした。なぜなら天皇は権力をお持ちではなく、命令が出来なかったのです。だから輔弼機関の内閣から上がってきた案件を承認するのが普通なのです。

 

 しかし、戦争継続と終戦の決断は天皇に委ねられ、大御心はこれ以上国民を苦しめたくないということでした。だから、自分の身はどうなってもいいから戦争を終わらせることを告げられるのです。

 

 左巻きがよく天皇の戦争責任とか、総括が出来ていないと主張しますが、この人たちは大日本帝国憲法の中身を知らないのでしょう。平安後期から日本国は権威と権力と分離させており、天皇は日本国の中心として権威をお持ちなのです。そしてそれはずっと変わらないので、アメリカや韓国のような罵りあいで国の中心を決める必要がないのです。

 

 だから日本国は安定しているのです。

 

 CHINAも国家主席が日本の天皇に拝謁してもらい、その正当性を手に入れることはご存知ですよね。習近平が副主席の時に小沢一郎が強引に天皇陛下との謁見をねじ込んだことがあったことを覚えておられる方も多いと思います。

 

 日本の天皇に謁見し、その正当性を認めてもらうことが必要なので、もし習近平が3期目の主席の座を決めたとしても、天皇陛下に謁見を許してはなりません。それがCHINAの国内の安定化に寄与することになりますから。

 

 我が天皇を政争の具や国際紛争の種になっているCHINAの国家主席なんかに合わせてはならないのですが、親中の林外務大臣はそれをするために留任したのではないでしょうか。これは絶対に阻止しましょう。

 

 日本の天皇の前にはチベットダライ・ラマ猊下に拝謁してその正当性を認めてもらっていたのですが、その権威をCHINA自身が壊してしまいました。

 

 岸田総理が安倍政権下で2012年から17年まで外務大臣をしていたことを覚えていますか?

 

 でも、岸田総理は国際社会では日本の顔とならずに、安倍元総理が日本の顔として高い評価を受けています。ということは岸田さんは安倍元総理の裏で5年もの間外務大臣を務めましたが、安倍元総理が常にトップ外交をしていたからこれだけ多くの外国のリーダーと親交があったようです。

 

 外国のリーダーたちから見れば、岸田さんの外務大臣は形だけのものであり、安倍さんが日本の顔、主役だったのです。

 

 オバマ元大統領が国葬には来られるそうですが、鳩山由紀夫がオバマ大統領に対して、「トラストミー」と言って裏切ったために辺野古の移転が進まず、アメリカとの信頼関係が遮断されました。

 

 オバマ氏は日本に対し、強い失望感を持ち、それがCHINAとの接近につながり、そのツケがいま日米両国に回ってきています。

 

 私が鳩山由紀夫と呼び捨てにするのは、今の極東における危機の震源地が鳩山由紀夫だからです。

 

 もし、辺野古の基地が順調に完成していて、尖閣や台湾に素早く海兵隊を送れる体制が出来ていたら、CHINAはここまで強気ではいられなかったでしょう。

 

 日本のEEZ(排他的経済水域内)にミサイルを撃ち込まれても明確な抗議もできない体たらくな内閣は鳩山由紀夫の二の舞になることに岸田総理やリン外相は気づかないのでしょうか。

 

 岸田さんが退陣するか、せめてリン外相を更迭してほしいと思います。

 

 安倍氏がいなくなった清話会で跡目争いが起こっていますが、西村康稔大臣と萩生田政調会長がその気構えを見せています。

 

 西村大臣は13日に萩生田政調会長は15日に靖国神社を参拝し、その姿勢を内外に示しています。

 

 日本の重要閣僚や自民党の要職にいる人間が毅然とした態度で靖国神社に行くことは大歓迎です。これを保守層の人気取りだという人もいますが、ただのおじさんが行くのではなく、大臣や党幹部である人が行くことが外交上の強いメッセージになるのです。

 

 ぞろぞろと参拝するよりも、朝一番でさっと参拝することが重要です。私は基本的には一匹狼で人とつるまないので、こういう単独での参拝にはとても好意的です。

 

 また高市早苗大臣もさっと参拝されました。これも大歓迎ですね。この方はずっと参拝をされています。

 

 これが日本のEEZ内にミサイルを撃ち込み、恫喝をした答えなのです。こんなに明確なメッセージはないですよね。

 

 安倍さんが御存命ならばきっと参拝されたことでしょう。

 

 日本のマスコミは参拝した議員だけを報じるのではなく、行かなかった議員も報じてほしいと思います。

 

 祖国のために尊い命を捧げられて英霊の方々に哀悼の誠を捧げ、感謝するのは当たり前のことであり、国内の売国奴や外国からとやかく筋合いは全くありません。

 

 堂々と参拝すべきです。それが国際基準であり、祖国のために命を捧げた英霊に敬意を払わない政治家こそ糾弾されるべきものだと信じています。

 

 18日上京するので、19日に靖国神社に参拝しようと思っております。13日に福岡県護国神社には孫4号と共に暑くなる前に参拝し、英霊になっているおじさんに会いに行ってきました。

 

 私たちの今は過去に命を捧げて戦った方々がおられるからあるのです。その方々に感謝の気持ちを伝えるのは当たり前だと思うのです。

 

 去年亡くなった母のかわりに、独身で散華された母のお兄さん、つまり私のおじさんに会いに行くのは当然のことだと思っております。身近な身寄りがいなくなっても、子や孫が引き継げばいいだけのこと。そうやって祖国は繁栄してきたのです。

 

 だから私は行くときは必ず孫を連れて行きます。

 

 13日早朝の参拝の後、護国神社を去るときに、鳥居の前で一礼をすることを4歳の子供に教えたら、深々と頭を下げ、「ありがとうございます。バイバイ、お化けさんたち」というではありませんか。

 

 きっとこの4歳の子供には護国神社できっと何かが見えているのだと思いました。そしてこの子の笑顔を見れば、英霊たちの笑顔を見たのだと確信しています。

 

 これからも機会があるごとに英霊の皆様に我が孫の姿をご覧いただき、おかげさまでと感謝をしたいと思っております。