おめでとう!大谷翔平選手MVP獲得。 | 井上政典のブログ

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 何かと武漢コロナで暗いニュースが多かった今年ですが、最後にとてもいいニュースが飛び込んできました。

 

 大谷翔平選手が満場一致でアメリカンリーグのMVPに選ばれたことです。

 

 大谷選手の今年の活躍や日本中を明るく元気にしており、この一年の光明となったのは誰も否定できないでしょう。

 

 本当にありがとう、大谷選手!

 

 そして結果を待つ大谷選手の表情はとても美しく、堂々としていました。本当にさわやかな野球が大好きな人なんだなと思います。

 

 しかし、彼の大リーグの選手人生は決して順風満帆ではありませんでした。

 

 というのも、2018年6月8日に右肘内側側靭帯の損傷が発覚し、10月1日にその再建手術(トミージョン手術)を受けたのです。ここから苦しいリハビリと試合に出れないという苦労が始まります。

 

 よく2019年は投手としてではなく打者として活躍しますが、まだまだ本来の姿ではありませんでした。

 

 2020年も投手としてはさんざんで、打者もDHとして44試合、打率1.90 7本塁打、24打点の成績に終わったのです。さらに右腕の屈曲円内筋群の損傷も見つかり、当時の大谷選手の心境はいかばかりかと想像だにできません。

 

 しかし、2021年はご存知の通りの大活躍です。

 

 打者として46本塁打 100打点、打率2.57、26盗塁、投手として9勝2敗 防御率3.18,156奪三振という驚異の活躍を見せました。

 

 100打点、138安打、103得点 130イニング登板、156奪三振という5部門での「100」は史上初です。

 

 これらはニュースでも流れているので、ご存知でしょうが、でも大谷選手が苦境の時にどう過ごしたかがとても興味があります。

 

 歴史上の人物も順風満帆で人生を全うした人など誰もおらず、人知れない苦労がたくさんありました。

 

 そこを見ないで、今の光があったっているところだけを見ると、お隣の国のように「ひがみ」や「ねたみ」の感情が強くなってきます。

 

 その人が耐えてきた苦難をわかっているから、その人が成功し、光輝いた時に心から祝福できるのだと思います。

 

 そういう話を先日九州国際大学の学生にお話してきました。学生さんも熱心に話を聞いてくれ、のちに感想文まで送ってきました。

 

 大谷選手は、高額の年棒を貰い、高額の税金を払いながらも、あまり使うことがなくたまるばかりだとさりげなく言っていましたが、それが体を大切にしてシーズンを通じて活躍できるようにしているのだと思います。

 

 見えないものを見、聞こえない音を聞くのが「観」という字の意味です。

 

 大谷選手が苦難を乗り越えて輝かしいシーズンを送れたことを他人事ながら一緒に喜びたいと思います。

 

 水泳の池江選手もそうでした。やはりスポーツっていいですね。

 

 そして日本の若者が一所懸命に頑張っている姿を見ると本当にうれしく頼もしくなりますね。