ミネソタ州で起こったジョージフロイドさんの警官による暴行死に対する抗議デモが全米各地で抗議行動が起き、日本のマスコミも人種差別による白人警官の暴行死と報道しています。
人の死は、いかなる場合にもつらいことですし、人間の基本的人権は守られるべきです。
白人警官がなぜジョーフロイドさんの首に膝を入れ、身動きが取れないような過剰な逮捕行動をとったのでしょう?
以前、アメリカ留学をしたことのある友人から次のような話を聞いたことがあります。
「アメリカでは閉店した店の灯りが煌々とついているんだ。それは、真っ暗だったら、もしそこに泥棒が入ってけがをしたら、その泥棒に多額の賠償金を取られるからさ」
「だって、泥棒に入ったんだろう?泥棒が悪いんじゃないの?」
「泥棒に入ったことも罪も認めるんだ。でも、それと店の明かりがついていなくてけがをしたこととは別問題と言っ裁判をするんだ」
「原因を作ったのに、泥棒と明かりがついていないこととは別問題とするところがどうしても納得できない。」
「それがアメリカの司法制度さ」
という会話を思い出しました。もうかれこれ30年以上前の話なので、今もそうかはわかりません。ご存知の方はご教授願います。
このケースも、白人警官が普通に道を歩いていた黒人に暴行を加えて死亡させたなら納得できます。
しかし、このフロイドさんは偽札を使用したとして通報され、逮捕されようとしたときに起こった事件です。
それも、彼と連れの二人と一度その店に来て、偽札を疑った店員からお札の受け取りを拒否されているのです。
私たちは世界一精巧な日本のお金を使っていますから、簡単に偽札などできないと思いますが、アメリカのお札は作りも印刷もちゃちで、世界中でドル札の偽札が出回っています。
だからアメリカでは、現金を使う人よりもクレジットカードを使う人を上客とするのです。
クレジットというのは信用という意味があり、カード会社が信用調査をしてカードの使用を認めているということから、普通の人はクレジットカードを使います。
また強盗が多いので、大金を持ち歩くのは危ないといわれています。強盗に襲われたら、20ドルか50ドル紙幣を渡して見逃してもらえと以前言われたことがあります。
調べてみるとアメリカの刑務所に入っている黒人は10万人当たり1000人だそうです。方や白人は200人です。薬物で逮捕された黒人は同じく10万人当たり700人に対し、白人は350人です。
これを人種差別だと言いたげの論調なのですが、私は素直にこの数字を見ると、黒人の犯罪率は高いとしか思えません。
アメリカの人口に黒人の占める割合は13%しかいませんが、犯罪者を見るとやたら黒人が目立つのです。
一般の人は怖がりますよね。
また、警官も夜事件の通報があって捕らえようとしていたら、まずは相手を危険実物を見なして対応するのではないでしょうか。
私がこの警官の立場だったらそうするでしょう。なぜなら自分の身の安全も図らねばならないからです。
またこのフロイドさんは前科もちでした。警官が警戒するのも当然でしょう。
この警官の発言で気になっていることがあり、「俺の仲間もこうされたんだ」と首に膝を入れて話しているそうです。
つまり、この警官の同僚は黒人の容疑者を逮捕しようとして逆に殺されたか、傷つけられたのではないでしょうか。
人の命を奪う行為は基本的人権の侵害の際たるものですが、現場で取り締まる警官は毎日危険と隣り合わせなのです。
このケースだけが特殊な事情ではないのではないでしょうか?
そして抗議行動でデモ隊の一部がとった行動は、暴動です。略奪です。それも一般の店舗で、何の罪もない人たちの財産を奪っているのです。そこにはCHINA人の姿やメキシコ人の姿もあり、日ごろのうっ憤を晴らしているようにしか、私には見えません。
百歩譲って、ミネソタのその場所のデモ隊が感情の高ぶりから過激な行動に入るのはまだ理解できますが、他の地域での抗議行動で過激な行動に出るのは理解できません。
ただの愉快犯か、CHINAの工作ではないでしょうか。トランプ大統領はANTIFAという左派の過激派が扇動しているとツィッターで発言しています。
でも、この暴行事件の原因を作ったのは誰でしょう?
暴行を加えた警官でしょうか?
それとも偽札容疑のフロイドさんでしょうか?
人種差別のない日本人には理解できないことだと思います。
でも、そろそろ被害者(弱者)がすべて善で、加害者(強者)がすべて悪という単純な構図は捨てるべきではないでしょうか。