安倍政権は信任された! | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 選挙の開票から4日目。テレビでは連日醜い敗軍の中の争いが報道されています。

 

 ちょっと選挙に関わった人なら、風が吹き止んだ新党には惨敗しかないとわかっているはず。

 

 立憲民主党が躍進? 

 

 民進党の下部組織が危機感をもってがんばったからです。

 

 だから、希望の党へ移った旧民進党議員のほうが、下部組織が脆弱な希望の党の候補者よりも多く当選しています。

 

 顔で当選できるのは、地元に強固な後援会組織を持っている少数の人だけであり、一時の突風が吹いて当選してもその後二回の選挙を経たらいなくなってしまうのが現実です。

 

 希望の党の小池氏と民進党の前原氏が第一級の戦犯となり、みんなにつるし上げられています。

 

 立憲民主党に移って自分の身の安泰を図りたい輩は、戦犯前原氏を引きづり降ろしました。

 

 ということは民進党は解党するということであり、これは日本の歴史にとって慶事と言えるでしょう。だから前原氏は将来共産党主導の野党共闘に待ったをかけた英雄として評されるときが来るかもしれません。

 

 希望の党は、目玉になる代表がいないので小池氏が粘り勝ちするかもしれませんが、賞味期限が突如として切れた小池氏が今後政界で華を咲かす時はもう来ないと思います。

 

 今後は一所懸命に都政に邁進してほしいと思います。

 

 テレビの無責任なコメンテーターが「自民党が信任されたわけではない」と予想通りのコメントを言っていますが、民主主義の根本って多数決の原理ではなかったのでしょうか。

 

 それも公職選挙法という立派なルールがあって、それに従って各候補者が戦ってきたはずです。そして最大多数の議員がいる政党から総理大臣が首班指名されます。

 

 これを議会制民主主義というのはないでしょうか。

 

 それを否定する輩が「民主主義が」と言って欲しくないのは私だけでしょうか。

 

 また別の無責任なコメンテーターは「野党共闘がうまくいっていればこんな結果にはならなかった」と言っています。

 

 バカでしょう、この人。

 

 野党各党をどうして一からげにできるのでしょう。

 

 それぞれの野党がそれぞれの政治信条を以て政党を作っているはずです。それをアベ憎しで結合してもその目的が達せられた後はどうするのでしょう。

 

 8年前の民主党が「政権交代」を目指して、マスコミを巻き込んで成し遂げた後に、懐には「なんにもなーい」で3年3か月を無駄に過ごし、その間に日本経済はガタガタになり、大勢の人が職を失ったのです。

 

 コメント欄にスサノオさんがいろんな数字を並べてアベノミクスは失敗だと主張されていました。

 

 でも、いろんな経営者や団体が口々に「人手不足だ」で困るという声を聞くと、不況と好況の定義って何だろうと思ってしまいます。

 

 企業が経済活動をするうえでその原動力になってくれる従業員がいないというのは、せっかくの利益を稼ぐ機会を失っていることであり、企業側としては何としても人を補充したいのです。

 

 すると需給の関係から、人件費が上がります。上がりすぎると利益が出なくなるので需要と供給の最適なところに落ち着くのが経済学の基本です。

 

 好景気感がないと言われる方もおられますが、冬物のバーゲンなどが始まるとデパートには人が群がります。

 

 日本シリーズが行われる福岡ドームでは飛ぶようにチケット売れています。

 

 おかげさまで拙著『オッショイ、福岡の神社が面白い』も各書店やAmazonなどネットショップで売れ行きが好調です。

 

 どこが不況なのでしょう?

 

 それでも地方に行くとシャッターが閉まり、人通りが全くないところが散見されます。

 

 為政者は何をしているのでしょう。どうすれば町が活気づき人が戻って来るのかを真剣に考えているのでしょうか。

 

 何人かの地方議員と話してみると、今までやってきたことにこだわりすぎ、新しいものを取り入れようとはしません。できないことばかりを言って、どうやったら可能かの議論ができないのです。

 

 それを打破するのが地方選出の国会議員です。

 

 工場を誘致して雇用を増やすことが必要だとわかっていても、電力料金や水の確保、アクセスの確立など必要なインフラに何も手を付けないで工場を誘致できるわけないでしょう。

 

 今最大のプロジェクトは放射線の高濃度廃棄物の最終処分場です。深深度地層処分場を日本国は作ろうとしています。安全性を十分に確保して毎年大勢の雇用を生み、たくさんの高学歴で高収入の住民を増やすチャンスです。

 

 町が再び活性化できる機会にもかかわらず、何も原子力についての勉強もせずにただ危険だからとお茶を濁します。

 

 立憲民主党や共産党の議員も平気で反原発を主張していますが、本当に無責任です。

 

 すべての電力を原子力でとは言いません。ベストミックスでいろんな電源を確保し、その技術を高める必要があります。

 

 でも、少なくとも現状において原子力に代わるベースロード電源は見当たりません。なぜなら数十年前からそのように準備されてきたものだからです。

 

 尊敬する青山繁晴氏の主張する、メタンハイドレードも実用化までには10年ほどかかり、全国の発電所がすべてそれに代わることはありません。

 

 それでも日本は巨大な電力を日々必要としているのです。

 

 これも需給関係で値段が決まります。資本主義社会で私たちは生きているのですから。

 

 ただ、海外に4兆円もの国富が垂れ流されるよりもそのお金が国内で流通した方が私たちにもっと還元されるのです。

 

 アベノミクスの恩恵を感じられない人がいるのは、国内に存在するのに動かしていない原子力発電所が多々あり、電力を作る燃料費を海外に垂れ流しているからです。

 

 それが国内に還流していけば、もっと日本の経済は良くなり、人々の生活を潤わします。

 

 経済の基本はいかにお金が回るかですから。

 

 もちろん自衛隊の存在も合憲状態になるように憲法改正をしなければなりません。それができる信任を得ました。

 

 22日開票が進み、自民党の圧勝が確定した時の安倍総理のインタビューで決して笑顔を見せることなく、台風で被害を受けた方のことを心配し、対策に万全を期すと最初に言われました。

 

 他の政党が自分とこの議員の当落だけが心配そうにしていたのと大きく違います。

 

 これが責任政党の役割です。それを国民は見ているのです。

 

 モリカケ?、まだ追及?

 

 国民の大部分はその話題は国会でするようなことではないと思っているのにまだ気づかない政党があるようです。

 

 足元が全く見えていないようですね。